The Beatles - Magical Mystery Tour

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The Beatles - Magical Mystery Tour (1967)
マジカル・ミステリー・ツアー(紙ジャケット仕様)

 ビートルズになりたい、ってバンドのひとつがOasisだったらしいが、そういう思想を持つバンドも多いだろうね。U2になりたいと思ったのがMuseだった訳だし、ストーンズになりたいってのもZeppelinになりたいってのもあるだろうし、最近じゃBlack Sabbathになりたい、なりたいってのかどうかはともかく、そういうのが自分たちがロックを始めるきっかけでもあるだろうし、夢でもあるんだからそうあるべきだしさ。実現してしまった方々と本人達の会合なんてのは大抵が上手く付き合えず、幻滅してしまうってのが多いのかもしれないけど。自分もあまりミュージシャン本人とは話したくない気もするし。

 The Beatlesのアメリカ編集盤のくせにそれなりに地位を確立している「Magical Mystery Tour 」。テレビ映画向けの楽曲とシングル集なんだから悪いはずはなく、練られたヒットソングと軽快なサウンドが中心な…って書いてるけど、実際そんなに軽々しい曲は少なかったりするのがこの時代のビートルズだね。どれもこれもポップスの領域は大幅に逸脱した実験バンド的なスタンスで多岐に渡る曲調を散々と入れてある不思議なアルバム。それでいてカラフルにキャッチーに一般受けしているんだから人々の耳をヘンなものを聴かせるように仕向けた意義は大きい。ビートルズだからってんで売れるし聴くんだから彼らも好き勝手やってもいいからその分実験的なのが増えたのはあるだろう。んで、何かわかんないから聴いてるとだんだんとハマる人も出て来るという…、実際そうだったかわからないけどビートルズからプログレを知った人も多いかもね。

 しかしモノステに何とか盤などの嵐で、ウチもMac上にいくつかのビートルズアルバムがずらりとライブラリされてるんだけど、ちょっと聴きたいなって思った時にどのバージョンを聴くか?って考えなきゃいけないのは面倒だ。最初に2009年ステレオ盤聴いて、ちょっとしてモノラルの方が分厚いかな〜って切り替えて、そうすると曲によってはやっぱステレオの方がいいや、とか…。昔のCDのバージョンも聴いてみたりしちゃって、マニアには充実しているリリースなんだが、普通に聴くにはどれがいいんだ?なんて思ってしまう。ヘンにハードル高い部分あるよなぁ…。と言いつつも多分赤盤青盤あたりかベスト盤買って気に入ればそれなりに何か聴いていくんだろうな。今時そういうのに興味持つ人は周囲にビートルズならね、って言う人もすぐに見つかるだろうから悩まないのかも。

 普段からロックばかり聴いてる自分ですがビートルズってやっぱり凄いし、しょっちゅうは聴かないけどたまに聴く。聴くとその都度凄さを実感する所あって、その時代と音の感触、曲の分解はあまりしないけど同時代のバンドなんかを想定すると圧倒的に先に進んでる真のプログレッシブな姿勢が中後期以降の作品。曲によってあまりにも異なる方向性ってのも見事だからビートルズ聴いてりゃある程度音楽の幅はわかるってのは確かだ。ふと聴いてみたけど…いいな。





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フレ
Posted byフレ

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