Lindemann - Skills in Pills

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Lindemann - Skills in Pills (2015)
Skills in Pills

 突如としてリリースされたRammsteinのボーカル、ティル・リンデマンによる新ユニット、Lindemannの報は割と早めに入手していたのでリリースまではちょっと楽しみな部分があった。まぁ、変態の極地を目指しているバンドがRammsteinなんだけど全員凄くシニカルな印象あるし、そもそもどういう音が好きな人達なのかも良くわからないし、外的交流なんかまるで見当たらないバンドだったからこういう形でティル・リンデマンが他のミュージシャンとのユニットで出て来るとはなかなかそれだけで意表を突いている部分がある。

 2015年リリースのLindemann名義「Skills in Pills」。重鎮Rammsteinで聴けるボーカルスタイルはそのままなので、どうしてもRammtsiten的に聴いてしまう部分はあるけど、どうもマイルドと言うかゴツゴツしてない…って思ったら英語だった(笑)。いつもドイツ語で歌ってるからゴツゴツしてたのが英語になると案の定ソフトになる感じ。それはRammsteinの作品でも英語バージョンを聴いていると思うことなのだが、その英語を使っての歌になるとはそれだけでスタイルを変えたアルバム制作ってのはわかるわな。んで、音はねぇ、さすがの一言。コラボで作り上げているし相方のPeter Tagtgrenって方がどんな音の人かも知らないから知ってるRammstein系の音を差し引いてみればPeter氏のスタイルが見えてくる感じだが、もっと幅広いのかな、それでいてデジタルはきっちりと融合されているし当然ながらRammsteinとは違う世界観。

 ん〜、ヨーロッパのバンドだよなぁ。荘厳さとか気品とかそういうのが全然違う。こんなインダストリアル的な音なのにストリングスやオーケストレーションに加えてコーラスワークも入ってるけど、どれも音の進行に品があってねぇ、ヨーロッパ的です。こういう新しい音への試みと自分たちのスタイルをきちんと融合させて世に出すってプロだよ。それでいてきちんとハイレベルなものを出して妥協しない音を期間内に作ってリリースする、ホントにプロ。きちんとRammsteinとの区別も付けているところとそのファンが聴いた時に失望しない作風になってる。Emigrateもそういうのあるけど、あまり飛躍的な進展はしてないもん。やっぱりバンドの音の面での要も最終的にはティルだったのだろうか。そんなことが頭をよぎるけど、素直にこの奇妙な「Skills in Pills」を新たな刺激として楽もうじゃないか。素晴らしい。





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フレ
Posted byフレ

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