Earth And Fire - Earth And Fire

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Earth And Fire - Earth And Fire (1970)
Earth And Fire

 梅雨のせいで外に出る機会も減ってしまって、おかげでたっぷりと存分にインドアな趣味を満喫する時間が取れたのはこの時期ならではの功罪か。まぁ、ブログ書くために音楽聴くってのもあるけど、そうじゃなくて気分的に聴きたいモノをひたすら聴いていたり、見てたりすることが多くてね、だから初見のものとか初めて聞くバンドとかじゃなくて、そういえばアレ…みたいなのを適当〜に漁ってる事が多いワケで、古いのも新しいのも最近知ったのも昔聴いたキリのものなどなどアチラコチラに手を伸ばして楽しむ時間がたくさんあったのは良かったな。やっぱり良いのは良いな〜と感動してたりね。

 さてさて、オランダってだけでもなくて自分的にどこかShocking Blueと繋がってしまっているのがEarth & Fire。実際はオランダってだけかもしれないし、時代的にこのふたつが同じ時期にヒットを放ったということの繋がりだ。もちろんリアルタイムじゃなくて、後追いの知識だけの話。どっちかっつうとEarth & Fireってのはオランダのプログレって位置付けで入ったので、ヒットチャートで云々の方がピンと来なかった。今となってはヨーロッパにはそういうバンドも多いよな、って認識あるから単純にそっか、ってくらいだけど。

 Earth & Fireのファーストアルバムは1970年に「Earth And Fire」でリリースされてて、ヒット曲「Seasons」が有名か…か?それは知らなくてもいいんだが、このファーストアルバム「Earth And Fire」も昔アナログで見た時は全然違うジャケットでインパクト絶大だったのが、RepertoirからのCDリリース以来このジャケットになってる。そりゃそうだろうけど、あのインパクト絶大なメンバーショットのジャケットも古臭くて良いのだが…。中味はと言えば、日本で言う所のムード歌謡そのまま。哀愁漂う進行とメロディが中心で…でも歪んだギターがかっこ良く入って来るのは大きな違いだし、歌は…やっぱオランダってこうなのかな、ショッキング・ブルーと似通った声色と歌い方でサイケ時代的とも言えるだろう。後にプログレに走るのは普通にムード歌謡の延長とも言える気がするが、そこにメロトロンが入ってたからで、この最初期は普通にオルガンとかだね。アルペジオが綺麗で面白いなって思うし、ソフトなプログレ的キメ技もあったりと割と凝ってて、コーラスも当たり前だけどしっかりと歌謡曲的に入ってる。どこかに秀でたアルバム、バンドってんじゃないけど聴いてても悪くない音、って所か。時代を鑑みればかなりロックに寄ったポップスだったろう。




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フレ
Posted byフレ

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