Cherie Currie - Beauty's Only Skin Deep

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Cherie Currie - Beauty's Only Skin Deep (1978)
Beauty's Only Skin Deep

 商売的に考えるとひとつのバンドが解散してメンバーが幾つかに分散してソロ作品を作るってのはとってもありがたいことなのかも、なんて思う。ひとつのバンドが売る枚数とソロ作で売る枚数による違いはあるだろうけど、ソロ作だからと言ってもそれなりに売れるだろうから単純に数倍の売上にはならないにしても倍くらいの売上は稼げるんじゃなかろうか。人気も分散するっていう事もあるからそう簡単でもないだろうし、ソロの契約まで同じ所が持っているってのもそうそう多くないのも実情だろうが。某アイドルグループのおかげでそういうビジネス的なものってとってもわかりやすくなったとも言えるな(笑)。

 The Runaways解散後は正にそんな状況でこれで何倍稼げるかみたいなのあったんだろうとは思うが、それはさておき、本当ならバンドのメインのフロントガール、Cherie Currieのソロアルバムってのが一番売れるハズなのだが、何故かそうはならなかったのはまだまだ若すぎたからだろうか。1959年生まれってことなのでソロアルバム「Beauty's Only Skin Deep」をリリースした1978年ってのはまだ19歳、レコーディング時は18歳、さらに言えばThe Runaways時代は15〜16歳くらいからってことだ。それであのセクシーな格好して、っても少女の衣装でしかないハズなのだが、それで熱狂してたっていいのか?みたいなお話。でもジョーン・ジェットだって一個上なだけだし、Lita Fordもそうだ。う〜ん、恐るべしバンド。

 そんなことなので本人の歌に対する意思ってのはもちろん好き嫌いあるだろうけど、それぞれ個性が出て来ておかしくない話だし、ことCherie Currieに至っては歌だから色々と挑戦できただろう、ってのがたくさん収録されたのが「Beauty's Only Skin Deep」だ、ロック的な側面は鳴りを潜めたボーカル作品に仕上がってる。上手いってんでもないけど普通にポップ歌手としてのクォリティではあるんで聴きやすいし一般的。ただ、自分にはまったく面白く聴こえないのは何も響かないからって話だろうなぁ〜、やりたかったのはそうかもしれんがアルバム的には面白くない。こういうのも出来るんだよ、ってくらいか。かと言って本質的に才能があったのか?ってなるとそうでもない気がするんでやっぱ違うか。大人への階段を歩んでいる成長過程の記録、かな。





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フレ
Posted byフレ

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デューク中島  
とりあえず買った

雑誌の新譜紹介記事でも ランナウェイズとは 全然違うって 書いて有ったんだけど、とりあえず買いました。やはり ありゃ…だったので 長らく かける事がなかったのですが、数週間前に かけましたよ。ティーンにしては 落ち着きすぎるかな。ライナーの最後に シュリーは 今18歳、一生懸命生きてます~みたいな言葉で 締めくくっています。なんだい そりゃ(笑)。それと、以前 TVで 藤竜也が このアルバムタイトルの言葉を引用して ビックリしました。

2015/07/10 (Fri) 22:21 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>デューク中島さん

そもそも好きな音楽性ってのに気づく前だったんじゃないだろうか?なんて思います。

2015/07/12 (Sun) 23:24 | EDIT | REPLY |   

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