Black Bonzo - Black Bonzo

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Black Bonzo - Black Bonzo (2005)
幻想の迷宮~ブラック・ボンゾ登場!!

 昔は結構な活字中毒でもあって2日に一冊くらいは小説読んでた。これがまたメチャクチャ偏った嗜好で普通に会話ではなかなか共通項が見い出せないのだが、たまに被るのがあったりしてまた幅が広がるっていう…音楽も同じかな。偏った嗜好っても簡単で、日本の作家以外のを読む、なのだ。まぁ、推理モノとかはさほどでもないけど、ハードボイルドからSF、サスペンスなどなどで文学作品はあまり読まなかったかな。いつしかあまり読まなくなってて、視力が落ちてきてからはまた更に読まなかったんだけど、ちょっとここの所立て続けに10冊くらい読んでて、面白いな〜と。こんな調子でまた読書ハマりしようかな〜、デジタルブックでもいいけどやっぱ手軽な紙の本が良いですな。

 2005年にスウェーデンから登場した70年代ロックのレトロムーブメント系でしかないだろうBlack Bonzoなるバンドのデビュー作「Black Bonzo」だ。まぁ、そういうバンドだよ、と教えられての確認だったんですがね、モロに一曲目がユーライア・ヒープ。いや、それよりももっと奇妙にウネッてる鍵盤で何事かと思った。徐々にユーライア・ヒープそのものになっていくけど何かが足りない…、そっかコーラスワークが無いからチープに聴こえるのか、ってことに気づく。もっともカバーバンドじゃないからそれはそれで良いけど、ここまで仰々しくオルガン鳴らしちゃうとね…。そのまま聴いてると今度はメロトロンの嵐だったりと鍵盤系のレトロバンドです。しっかりとアコースティックで美しく静と動を醸し出してくれているのはさすが北欧ってトコか。プログレと言うにはちょいと素直過ぎるし、昔ならプログレって言われた音だろう、えらく聴き易くて哀愁のあるバンド。とりあえずこの路線で良いが、以降の作品は困るだろうなぁ…。

 それにしても見事なまでのレトロ感覚…、どうも本物のレトロな鍵盤をそのまま使っているとの事で、そりゃそうか、あの音そのものが出てるもんな、とハモンド、メロトロンなどなど…、そういうのが聞こえるとドラムも今の音じゃなくって結構チープで軽い音が出ててギターもレンジの狭い音になってるし、一体いつの音聴いてるんだ?って気になる。それほど演奏力が高いワケでもないしバンドのアンサンブルがどうのってんでもないけどムードたっぷりでしっかりと楽しめてしまうのが面白い。何度も聴かないとは思うが、こういうのがあって相変わらずのロックらしい音が聴けるのは嬉しいかな。





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フレ
Posted byフレ

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nr  
笑ってしまいました

上のは、ロレインが対自安息への回帰した7月というところでしょうか。

オペラ座の怪人も混じっていたような気もします。

2015/06/29 (Mon) 22:46 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>nrさん

でしょ♪(笑)。

2015/07/06 (Mon) 22:29 | EDIT | REPLY |   

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