Paradise Lost - The Plague Within
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Paradise Lost - The Plague Within (2015)

新しいアルバムが結構出ているな〜とある程度の期間でまとめて漁ったりするのが続いていて、決してリアルタイムで騒ぐほどじゃないけど、あぁ、出てるんだとか出してたんだ、みたいなのが結構ある。新しいバンドから古いバンドの再発、発掘なんかも含めてみるとホント、今でも結構な数がリリースされてるよね。一方でCDの値段の下がり具合に驚くことも多い。5CD2千円なんてのはともかく、普通に旧譜が800円くらいなワケじゃない?中古だったら300円くらいなんだろうか?最近全く見に行ってないからわからないけど、商売上がったりだな〜どこもかしこも。アーティストもバンドもレーベルも誰もが稼げない時代になっているんだなと実感する。他の販路や利益拡大しているとこがあるのだろうけど、厳しいよね。
自分では絶望系というカテゴリを持ってて(笑)、普通のメタルの枠組みとは違って絶望する傾向の音をまとめてそう呼んでるんだけど、これもその一環。人間ってのは暗くなりたいのだろうか、それとも暗くなってる他人を感じることで自分が安心するからなのだろうか、こういう絶望系が望まれて人気を博する。しかも王道領域になっていくってのはそういう需要があるからだし、まぁ、不思議なものだ。このヘンだと既に日常会話では出てこれないレベルだからホント、趣味だね。
Paradise Lostの新作「The Plague Within」。どこのレビュー見ても絶賛されて、昔の音が本当の意味で戻って来た、しかもデスボイスも復活してるってことで絶望を絶賛しているという不思議な評判。直接的にParadise Lostに興味を持って聴きまくったってほどの付き合いはないんだけど割とあちこちから耳に入るので事あるごとに聴いてるバンドではあって、結構好きな部類なんだよね。ただ、ハマれるほど覚えられないし複雑難解な部分もあるので身近にあるってんでもない。その辺のバランス具合がこのバンドの位置付けか。この作品はホントに過去の初期の頃に戻った絶望系な正にゴシックな世界観だけどゴシックってよりはもうちょっと絶望系で美学がやや後退しているかも。いや、美しいんだけど、ちょっと粗雑感もあるって意味で。
不思議なのはこんだけ音が詰まっててメタル的なサウンドで重厚でもあるのに、基本歌モノなんじゃないか?って思える所だ。ギターソロが華麗に流れるってんでもないしバンドがぶつかりあうってんでもない。音の組み合わせと音色と絶望的な所が心地良いけどそこを歌が世界を広げているというものなので不思議だ。ただ、だからこそこういう世界観の第一人者でこれだけあるメタルバンドの中でも似たような音を出すバンドがいないってことになるのかな。細分化が激しいけどその分ニッチな世界では一人だけってバンド、多いもんなぁ。

新しいアルバムが結構出ているな〜とある程度の期間でまとめて漁ったりするのが続いていて、決してリアルタイムで騒ぐほどじゃないけど、あぁ、出てるんだとか出してたんだ、みたいなのが結構ある。新しいバンドから古いバンドの再発、発掘なんかも含めてみるとホント、今でも結構な数がリリースされてるよね。一方でCDの値段の下がり具合に驚くことも多い。5CD2千円なんてのはともかく、普通に旧譜が800円くらいなワケじゃない?中古だったら300円くらいなんだろうか?最近全く見に行ってないからわからないけど、商売上がったりだな〜どこもかしこも。アーティストもバンドもレーベルも誰もが稼げない時代になっているんだなと実感する。他の販路や利益拡大しているとこがあるのだろうけど、厳しいよね。
自分では絶望系というカテゴリを持ってて(笑)、普通のメタルの枠組みとは違って絶望する傾向の音をまとめてそう呼んでるんだけど、これもその一環。人間ってのは暗くなりたいのだろうか、それとも暗くなってる他人を感じることで自分が安心するからなのだろうか、こういう絶望系が望まれて人気を博する。しかも王道領域になっていくってのはそういう需要があるからだし、まぁ、不思議なものだ。このヘンだと既に日常会話では出てこれないレベルだからホント、趣味だね。
Paradise Lostの新作「The Plague Within」。どこのレビュー見ても絶賛されて、昔の音が本当の意味で戻って来た、しかもデスボイスも復活してるってことで絶望を絶賛しているという不思議な評判。直接的にParadise Lostに興味を持って聴きまくったってほどの付き合いはないんだけど割とあちこちから耳に入るので事あるごとに聴いてるバンドではあって、結構好きな部類なんだよね。ただ、ハマれるほど覚えられないし複雑難解な部分もあるので身近にあるってんでもない。その辺のバランス具合がこのバンドの位置付けか。この作品はホントに過去の初期の頃に戻った絶望系な正にゴシックな世界観だけどゴシックってよりはもうちょっと絶望系で美学がやや後退しているかも。いや、美しいんだけど、ちょっと粗雑感もあるって意味で。
不思議なのはこんだけ音が詰まっててメタル的なサウンドで重厚でもあるのに、基本歌モノなんじゃないか?って思える所だ。ギターソロが華麗に流れるってんでもないしバンドがぶつかりあうってんでもない。音の組み合わせと音色と絶望的な所が心地良いけどそこを歌が世界を広げているというものなので不思議だ。ただ、だからこそこういう世界観の第一人者でこれだけあるメタルバンドの中でも似たような音を出すバンドがいないってことになるのかな。細分化が激しいけどその分ニッチな世界では一人だけってバンド、多いもんなぁ。
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