Magma - Zuhn Wol Unsai

0 Comments
Magma - Zuhn Wol Unsai (1974)
Zuhn Wol Unsai

 音楽好きな人って多いし、皆それぞれ何かしら聴いてるんだろうし、それなりに趣味ですって言う人も多いから割と万国共通的に会話が成り立つようにも思うのだが、やっぱりそんな事はなくてある程度似たようなモノを聴いていてもやはりそれぞれの感じ方なり意見なりが異なるし、それはもちろんだから面白い話だけどそこから思想的なモノ、または歌詞の取り方読み方なんかになっていくとちとわからなくなることもある。まぁ、そもそも自分は歌詞ってのが全然耳に入ってこないのでほとんど気にしたこともないのだけど、英語がキチンと聞けたら楽しいだろうなぁとは思う。そしたら随分聴き方違ってただろうし、もっとストレートに入ってくるし理解しようとしたんじゃないかな。今更ながらそう思う…。

 フランスの巨匠、Magma。先日も来日公演を果たして驚愕のライブを魅せつけていったとの事で話題を振りまいていたがそれでもやはりニッチなバンドなんだろうと。そんなMagmaの発掘ライブ音源「Zuhn Wol Unsai」、驚いたのは何とヤニック・トップ在籍時のフルライブってことだ。中の音がどうあれ、ヤニック・トップとクリスチャン・ヴァンデが火花を散らしている時期のライブなんてまともに聴けるのが無かったし、聴いてみたら何とも迫力のある音で収録されているからもう目の前でビキビキ言ってるくらいのベースでねぇ…、相変わらず聴き始めるとハマってしまう魔力のある音でした。ライブだから緊張感はもちろんのこと、このスリリングなプレイは曲がどうのとかって次元じゃない。クリムゾンとは異なる戦慄のライブのひとつで、名盤行きになるんだろうなぁ、これは。Magmaライブの定番ですよ。

 1974年2月にドイツのラジオ用に収録された音源ってことだけどね、ありがたいっす、ホントに。Magmaってプログレでしょ?とか思ってる人、たくさんいるだろうし、別に間違ってないけど、それよりもね、音の喧嘩を目の当たりにする超絶戦慄なバンドの白熱ぶりが聴けるという楽しみ、この白熱さわかんなきゃロックじゃねぇよ、ってくらい凄まじい。触れて見ないとわかんないかもなぁ〜、こういうガツンと来るのはいいんだな。ここんとこフラメンコばっかだったからこういうのが心地良い。怒涛の如く攻め立ててくる音の洪水に繊細なライン…、やっぱおかしいわ、この人達。






関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply