Ñu - Cuentos De Ayer Y De Hoy

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Ñu - Cuentos De Ayer Y De Hoy (1978)
Cuentos De Ayer Y De Hoy

 テレビってそんなに見ないんだけど、たまに見ても地上波じゃなくてケーブルTV系、だからかもしれないんだけどCMがとにかく見る気を削ぐ。保険とかのCMなんてもう何年やってるんだろ?って感じだが、それよりもうっとおしいのが若返りの美容なんちゃらみたいなヤツ。そんな年取った素人をテレビの画面に出さないでほしいよなぁ、ホント。シワ・シミの顔のアップとかちょいとおデブな方が痩せますってのもウザくて、そんなのわざわざ見せるなよと。しかも何分もに渡って何回もに渡って何度も何度も同じのばかり流すからうっとおしくてしょうがない。だから結局テレビを見なくなるのだな。見てもしょうがないし誰かと会話するワケでもないし、どうでも良いかって事に気づくのだ。だからどんどんと世間からは外れていく…、ホント世間との会話が出来ないんだよねぇ(笑)。

 スパニッシュの雄…雄かどうか知らないが、とにかく自分的にはかなり好みなNuのファーストアルバム「Cuentos De Ayer Y De Hoy」1978年作品です。これは知ってる人も多いんじゃないかと思うが、とにかくこのファーストアルバムの尋常ではない暑苦しさとハードロックとプログレッシブなスタイルに加えてのスパニッシュテイスト、さらにフルートにバイオリンも入っているという訳の分からない音楽性、もちろんメロトロンも雄弁に流してくれているという何でもありな超ポジティブなバンド。実態がどういうバンドなのかも知らないが、辺境の地のロックとしては異質なくらい…いや、辺境だからこそ出て来るバンドかもしれないが、とにかく凄いアルバムだ。暑苦しくてとても2回続けて聴きたくないと思うくらいだが(笑)。

 イタリアより暑苦しいんだなぁやっぱり。ロックの暑苦しさとは違う意味での暑苦しさがスパニッシュハードロックを物語っている。こういうバンドってコピーできるんだろうか?若い頃にこういうのに出会ってコピーバンドやりたい、って思っても無理だろうなぁ、やっぱ。この暑苦しさは日本人には出来ないだろう。だからこそかもしれないが、このまるでセオリーを無視した、定形という単語がまるで似合わないくらいフリーなセンスでのプレイ、曲展開、プログレというジャンルにすら当てはまらないかもってくらい無茶苦茶。それでも聴いてて難しさはない。単純に分かりやすいってところが見事。こういうバンドはどんどんと紹介されていくべき…っても昔の音だけど、こんだけ自由に音を操って曲を組み立ててプレイしていくというスタンスが時代の産物。素晴らしい…。

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フレ
Posted byフレ

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