Marie Celeste - And Then Perhaps

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Marie Celeste - And Then Perhaps (1971)
And Then Perhaps

 英国激レアモノ!なんてフレーズはもうアテにしちゃいけません(笑)。とにかく70年代初頭あたりなんてのはロックだフォークだの青田刈りの時期だったからやる方も売る方もそれこそ何でも探しては出してみますみたいなのあったからメジャーでも何だこりゃ?っての多いし、逆に自主盤でもスゲェってのは確かにあるんだけどさ、皆が皆好きに作ってるもんだから後世にとっちゃ整理が大変なワケですよ。英国激レアアイテム!って見ればプレス枚数50枚とか100枚とかって、それ自主制作の普通の枚数で、アイテムとしちゃレアだけど自分たちで作れる範疇の枚数って激レア!ってしちゃうワケ?みたいなね。

 正にそんな感じのリリースとなった1971年産のMarie Celesteというバンドの「And Then Perhaps」。もちろんフォークバンドでして、英国激レア!の自主制作盤でプレス枚数50枚とも100枚とも言われる作品が遂にCD化!みたいなキャッチコピーだったんだよな。飛びつきたくなるのはわかるけど、所詮それくらいの需要しか無かった、しかもメジャーレーベルとの契約まで行かなかったレベルのアルバムですよ、そんなに騒いじゃいけません…なんて冷静に思っててもね、音聴くとさ、確かに音のチープさはあるんだけど、その手作り感が逆に生々しくて素朴でミスも隠せないし気合入れて作ったんだろうってのもわかるし、なんて自分たちレベルに落として聴いてしまうと愛着沸くという話でして(笑)。

 音は普通にフォーク、女性ボーカル中心でコーワスワークには男性陣も登場するけど、フォークギター2本くらいが鳴っててコーラスだけ、そんな素朴なバンドなので誰かの部屋でサクッと録音しちゃえるんだろうとも思うが、曲がそれなりにキャッチーだったりするしストーンズのカバー演ってたりもするしメジャーレーベルも何を基準にメジャーで出したりしたのか、こういうのも全然メジャーで出せる範疇だとは思うけど…、ま、個性的かと言われるとそうでもないか。ストレートにアメリカで受けてたフォークを英国風にやってみたらこうなったってだけだからさ。実際自分が何度も聴くだろうか?ってなると確かにそこまでは聴かないだろうという結論はすぐに出るしね。でも、この天上の美しさはは結構イケてる気がします♪





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フレ
Posted byフレ

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