Anathema - Alternative 4
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Anathema - Alternative 4 (1998)

90年代のロックの中で幾つも実験的な音を作り上げ、また革新的なスタイルを打ち出していったバンドは多数あったし、それはかなり目立つ存在でもあったが、それでもメインストリームでのロックの地位はかなり厳しいモノになっていた。今の世代だとそのヘンもそこまでは知らないのかもしれない。まぁ、折角だから歴史を知りつつロックを聴くのも悪くないぜよ…って思う部分はある。そんなにハマらんでも好きに聴いてりゃいいんだよ、ってのも正解ですが。
陰鬱哀愁耽美系の大御所にまでなっているAnathemaの4枚目のアルバム「Alternative 4」。前作「Eternity」から大幅にその路線を変更しているが、元々はゴシック・デス系のメタルバンド…の類に入れられていたバンドで、そういう音でもあったんだけど、自身達のスタンスを変えることは出来たとしてもテクニカルな面とか音楽的な知識など含めてそうそう簡単に変貌できるものでもないだろうし、こっちが本領だったんだろうなと言う解釈。世に出る手段としてメタルの世界観を使ったのかもしれないね。それはともかくとして、どうあれ世に出てきて音楽的に満足の行くものを出せていることは素晴らしい。そしてしっかりとそれぞれの作品が骨のある聴き応えのある作品になっているのは当然ながら、ひとつづつ刺激を与えてくれるのだからこれまた面白い。
「Alternative 4」は1998年作品にもかかわらず、今でも音質感の古さはあれど、楽曲の組み立てや進み方などまるで古臭さはなく、練り込まれている事がよくわかる。よくぞここまで深化したものだと唸らせられる世界観でしかないし、それも1998年の時点でこれなんだもん。自分なんか絶対その頃これ聴いててもわからなかった自信あるし、早すぎたと思う。でもね、結局出会えて聴けて「うわっ」って思えて…良かったなと。

90年代のロックの中で幾つも実験的な音を作り上げ、また革新的なスタイルを打ち出していったバンドは多数あったし、それはかなり目立つ存在でもあったが、それでもメインストリームでのロックの地位はかなり厳しいモノになっていた。今の世代だとそのヘンもそこまでは知らないのかもしれない。まぁ、折角だから歴史を知りつつロックを聴くのも悪くないぜよ…って思う部分はある。そんなにハマらんでも好きに聴いてりゃいいんだよ、ってのも正解ですが。
陰鬱哀愁耽美系の大御所にまでなっているAnathemaの4枚目のアルバム「Alternative 4」。前作「Eternity」から大幅にその路線を変更しているが、元々はゴシック・デス系のメタルバンド…の類に入れられていたバンドで、そういう音でもあったんだけど、自身達のスタンスを変えることは出来たとしてもテクニカルな面とか音楽的な知識など含めてそうそう簡単に変貌できるものでもないだろうし、こっちが本領だったんだろうなと言う解釈。世に出る手段としてメタルの世界観を使ったのかもしれないね。それはともかくとして、どうあれ世に出てきて音楽的に満足の行くものを出せていることは素晴らしい。そしてしっかりとそれぞれの作品が骨のある聴き応えのある作品になっているのは当然ながら、ひとつづつ刺激を与えてくれるのだからこれまた面白い。
「Alternative 4」は1998年作品にもかかわらず、今でも音質感の古さはあれど、楽曲の組み立てや進み方などまるで古臭さはなく、練り込まれている事がよくわかる。よくぞここまで深化したものだと唸らせられる世界観でしかないし、それも1998年の時点でこれなんだもん。自分なんか絶対その頃これ聴いててもわからなかった自信あるし、早すぎたと思う。でもね、結局出会えて聴けて「うわっ」って思えて…良かったなと。
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