The Oath - The Oath

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The Oath - The Oath (2014)
ジ・オース

 ココの所何故かひたすらマイナーなモノ…ってかニッチなモノばかりを書いてたので、ちょっとメジャーなのも入れておきたいなと思ってたら、「このヘン、どうっすか?」ってのも来た。そう言われたら聴いてみたくなるじゃないか、って事で幾つかまた聴き漁ってた。しかし聴きながら思うのは随分と昔とはロックに対する接し方が変わってきたなと。聴き方と言うかひとつひとつの想い入れや聞き込み方、味わい方やそういうのが軽くなっているように感じてね。若者達はそうでもなくて今でもきちんと一枚づつ聴き込んで大切にハマっているのだろうか?それともやっぱりこれだけ簡単に聴けるようになっちゃうと聴き方が軽くなるのだろうか?そんなことをふと思いながら自分もさっさと聴いたりしてるが…。

 The Oathという女性二人がメインになっているユニットっつうかバンドっつうか…の2014年リリースの唯一作「ジ・オース」。うん、バンド結成が2012年夏で2014年にアルバムリリースして一ヶ月後には解散してたという強者。さすがに女性同士のユニットは難しかったのだろうかと勘ぐってしまうが、きっとそんな事が理由ではないのだろう。バックにはAngel Witchのドラマーが座ってのバンドだとか…って事。ドラムはドタバタな音でキレとは無縁のベタベタ感たっぷりで、音そのものは…何だろな、このドゥーム感っつうかアングラ感がユニーク。出そうと思っても出せない世界な音だもんなぁ…。割と一辺倒なハードロックな世界でも黒さが滲み出てるし、不気味なアルペジオやベースラインがかなり面白い。ストーナー系と言われるバンドの特徴でもあるし、モロにストーナーな音。最早古臭いという感じはなくてこの手のこういう世界は人々を魅了するモノなんだなといつの時代もそう思うワケです。

 初っ端からスゲェドライブ感でグイグイ攻めてくると思えば何とも言えない歌声が…、違和感はないし世界観の方が面白い。そんなのが続くと思えばモロに悪魔チックな世界に引きずり込まれるのもあったりして、これは凄いな〜とつくづく感心する。ハマるよなぁ…。ただ、この手のバンドに有りがちなハイレベルでのマンネリ空気感が漂っててメリハリに欠けるキライはあるかも。それも人によってどうハマるかだけど。しかしこれ、ギターの女の子が弾いて作ってるんだろうなぁ、凄いなぁ〜。ギターソロがもっと派手にあると良かったか。解散は残念だ、うん。ボーカルの子は今度Luciferってバンドで出て来てるらしい。





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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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kazz_asai  
菫花一日

NWOBHM+ドゥームという隙間を衝いた音で期待していたのですが、瞬時に解散してしまい残念でした。
ところがこのLuciferが非常に私好みの音で、また空中分解してしまわないことを願っています。

2015/04/28 (Tue) 06:03 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>kazz_asaiさん

やはりLuciferはお好みでしたか…。

2015/05/01 (Fri) 23:45 | EDIT | REPLY |   

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