Walter Trout - The Blues Came Callin'

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Walter Trout - The Blues Came Callin' (2014)
The Blues Came Callin'

 ん〜、ブルース聴きたいっ!ってのを思ったんで…、でもオーソドックスなブルースな気分じゃないから熱く弾きまくるのがいいな〜、なんて探してみる。いや、頭の中でパッと浮かぶアルバムはいくつもあるんで、それを聴けば良いんだけどウチのブログの性質上同じアルバムばかり書くわけにもいかないし、やっぱ自分でも新しい刺激も欲しいからアレコレと探ってみるのですな。別にそんなことしなくても好きなの何度でも聴いてろよ、って話もあるんだけどね…。そんな事はともかくとして、面白そうなの発見したのでちょこっと聴いてみるワケだ。

 Walter Troutってアメリカの人の2014年の新作「The Blues Came Callin'」ってのだ。若手でいいのあるかな〜ってことで調べてたんだけど、その実とっても古い人に引っ掛かってしまったのだった。1951年生まれで80年代にはキャンド・ヒートにも参加していたという経歴の持ち主らしいが…、普通にブルースメンなギターだったんで良いの弾くな〜って感じにしか思わなかった。その筋の人に取ってみれば有名な方なんだろうから自分の知識がなかっただけなのだが。

 アルバムジャケットからしてドブロでしょ、んで、ジョン・メイオール他多数メンツともセッションしててキャリアも実力も文句なし、となるとあとは作品が面白いか…ってよりもギターが面白いか、になるんでね、聴くわけですが、音はさすがにモダンながらもプレイは若すぎず落ち着きすぎず、芯のあるグイグイなブルースギターでもちょっと荒々しくでも良かったんだけど、図太いトーンで弾きまくってくれました。曲がどうのってはなしにして、やっぱり年季が入ってる人間達の新作ってのはバックの音とやってることとのギャップが大きいから違和感はあるけど、さすがに凄い迫力だよなと。ギターの一音一音が違うからさ、ギターソロが楽しみになるんだよ。曲とか歌とかってのは前振りでしかなくて(笑)、どうやって入ってくるかな、とかどこまでテンション上げてくるかな、とかそういいう期待感。そういう意味ではしっかりと読み通りに弾いてくれるギタープレイでグイグイと楽しませてくれたね。やっぱこういうブルースは大好物だってことを改めて認識した次第、ハードドライブなブルース、いいね♪





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フレ
Posted byフレ

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風呂井戸  
ブルースの心

 「ブルースBlues」って、”憂鬱な” とか”気分がふさいだ”と言う意味なんですが・・・・・、その歴史は別として2003年には100歳を迎えた「ブルース」。
 そして2010年代のブルースはどこにいるのだろうか?Buddy Guyと Bobby Rushの違いが比較されるようだが・・・?。
 一方ブルースの”グローバル化”にともなって、歴史をから一歩発展して、私は勝手に私好みに徹したいと・・・・それでもブルースはやっぱり心がある。

2015/04/26 (Sun) 10:22 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>風呂井戸さん

ブルース…響くかどうか、ですね。
魂の叫びそのもの、とも解釈してるんで、そこが無いと難しいかな。
ってことは心がある、って話になるし、憂鬱ってのともちょいと異なってきますね。

2015/04/26 (Sun) 20:29 | EDIT | REPLY |   

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