In Lingua Mortua - Salon Des Refuses

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In Lingua Mortua - Salon Des Refuses (2010)
Salon Des Refuses

 自分じゃ発見できない音源を紹介してもらって聴くってのは良いきっかけ作りになってるし、自分のブログもどっかそういう機能を果たしているのかななどと夢うつつ…いや、起きてるけど、色々な方が見ているんでアレだけど、自分的には勝手に好きで聴いたものをそうだったっけな、みたいな忘備録的に書いてる方が大きいのであまりどういう見られ方してるとか気にしたことなくてね。音楽なんて好き嫌いだからそれぞれの感性で聴いている事が大切だとも思ってるし。自分はああだった、でもちょっと違う時に聴いたらまた違う感触だった、ってのは当然あるし、そういうモンだ。最近そういうトコに文句つけてくるコメントも幾つかあったんで、なるほどね、なんて思った次第。

 ブログ仲間からの紹介シリーズの一端で、In Lingua Mortuaってノルウェーのバンドのセカンド・アルバム「Salon Des Refuses」。コピー文句ではメロトロン入りのブラックメタルバンド、ってことで意味分かんね、って思ったけど聴いてみたらなるほど、そういう事かと納得。いや、リクエストは「ガツンと来て鍵盤少なめね♪」って言ってて、そりゃ難しいっす〜〜って話だったけど割とすぐに紹介してくれてさすがマニア、なんて思いながらのお話だったんですが、いやいや、これも最初は「何言ってんだ、この人?」って感じな音で、「??」だらけだったけど、やっぱりかなりヘン。簡単に書くとKing Crimsonのデス声+メタル化ですかね。メロトロンはメインで鳴ってるんでもなくて叙情的にバックで鳴るみたいな使い方だからプログレバンド的な扱いにはならないけど、ほほ〜ってなモンだ。

 かなり凝った曲展開はもちろんの事、演奏テクも確かだし、歌がやっぱりデス声で受け付けにくいけど慣れてしまうとようやくバンドの音に耳が向く。ヘヴィネスな音なのはもちろんの事、やっぱりブラックメタル的な成分が強いし、プログレほどでもないけど、展開や繊細さはプログレのそれの系譜に近いのでは?それにしても面白い組み合わせの音を出してくるバンドがいるものだ。ノルウェーってのも手伝って悪魔的なイメージの神秘性が増すところも強み。これはかなりハイレベルな音世界だよなァ…普通にロック好きです、みたいな人がこれを聴くまで辿り着くことは多分ないんじゃないだろうか。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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ヒゲ・スカイウォーカー  
いやあお恥ずかしいw

もうこのIn Lingua Mortuaを紹介する段になると、「ガツンときて鍵盤少なめ」なんてことは頭から吹っ飛んでましたね(笑)。とにかくヘンなの挙げていこう、みたいな(笑)
これはまだあんまり聴き込んだバンドでもないんですが、暗くって知的でとても好みの音です。初期ANEKDOTEN好きはイケる音でしょう、と。

2015/04/21 (Tue) 21:08 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>ヒゲスカさん

ヘンなの…そんなリクエストしてなかったんですが(笑)。
いや、そのヘンさを好ましく聴いてましたのでご紹介感謝です。
こんだけ進化した音ってのがあるんだな〜と改めて思ったもんね。

2015/04/26 (Sun) 20:22 | EDIT | REPLY |   

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