Elias Hulk - Unchained

0 Comments
Elias Hulk - Unchained (1970)
Unchained

 しかしほっとくと勝手に英国B級ロックの世界に脚を突っ込んでいくのが自分の流れなのはいつもの性か。もうそれほどここに出せる聴き残しのアルバムも多くはないのだろうとは思うのだが、まだまだ埋もれているアルバムはたくさん残されているようだ。発掘モノはともかくながら昔じゃ絶対に…絶対とは言わないけど全然手に入れられなかったアルバムとかも今じゃクリックひとつで少なくともDLやCDで買えたりはするし、YouTubeでそれなりに聞けたりもするアイテムが多い。昔はブツに拘ってた部分あったからどうしたって探して買ってたけど最近はもうキリがないからそこまでのバンドと聴けるだけでいいか、ってバンドと分けてる。そもそもCDを何枚も持っててもMacで聞いちゃってるし、棚に行けばあるのわかっててもYoutubeで聞いてたりもするワケだからどうなってるんだか…。

 1970年にYoung BloodからリリースされたElias Hulkってバンドの唯一作「Unchained」。もうねぇ、何かの本でジャケット見たことあって、何か興味ソソられるようなレビューが書かれててさ、多分Zeppelinの云々とかそんなん。んで、ジャケットこれだからダサすぎるし、ホントかよ、絶対に忘れないよな、こんなジャケットさ、なんて思いながらウロウロしてたこともあったけどまるで見かけることもなく時は過ぎ去り、CD時代になってからもほとんど見たことなかったしなぁ、いつ出たとかも全然知らないけど、ふと色々見てたら出てた。このダサダサのジャケットって、あれ?これじゃねぇの?なんて思い出した次第。いや〜、簡単に手に入るんだなぁ〜、嬉しいな♪

 さてさて、聞いてみればそれはもう想像通りのダサダサさ加減で堪らん(笑)。誰がこんなん聴くんだ?ってくらいの悪評が書かれてるけど、多分その通りなくらいにダサくて下手な演奏が収められてる。ただねぇ、スゲェ暑苦しいくらいに熱いんだよ…、プレイも空気もバンドも。やりたいことはこういうブルース調ハードロックでエネルギーをぶつけたかったんだろうなぁ〜ってのがわかるし、そのまんまやってる。それなりに多彩な曲調を振り分けながらやってるし、もうちょっと演奏がまともだったりプロダクションがしっかりしてたらハジけられてたかもしれない、なんて思うフシもなくはない。普通に英国ロック好きなら好きだろうし、多分聞いている人も多いんじゃないかな。そのへんで躊躇してる方には、他になければコレもいいかも、ってオススメはするくらいかな(笑)。



関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply