Dark - Round the Edges

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Dark - Round the Edges (1972)
Dark Round the Edges

 ロックが死のうがどうしようが好きで聞いてるんだから別にいいさ。今リリースされている音源だけだって全部聞いてられないだろうし、気に入ったら何度も聴くんだからどうしたって時間足りないし。ただ、新作とか発掘盤が出てこないのはつまんないからやっぱ何かしらあってほしい。CD売れなくなって久しいけど、今どうやって皆生きてるんだろ?DLする人が多いとも思えないからやっぱりドサ回りによるライブで稼ぐしかないのかな。バンドらしいバンドに出会いたいね。一方では古いロックの発掘モノもかなり進んでて、今じゃまったく陽の目を浴びなかったモノまで発掘してリリースする始末。それでもそこそこ出るんだろうから不思議なものだ。

 1972年に自主制作アルバムとしてDarkというバンドがリリースした「Round the Edges」というアルバム、最近某社からCDで何とボーナストラックまで付いて発掘リリースされたという作品。それでもアチコチからスゲェぞってな話題を教えてもらったのでそれなりに話題性はあったり、伝説のレコードだったりしたのだろうか。聞けば自主制作500枚しか存在してなかったらしいアルバムだとか。大抵そういうのは名ばかりが通ってって音を聴くと所詮自主制作…ってなのが常だったのだが、このDarkは凄かった。ちょっと驚くばかりのヘヴィロックで楽曲も歌も録音も十分にこの時代のメジャーで出せたんじゃないか、っつうくらいの音だ。ちょいとドタバタ感はあるけど正に珠玉の英国B級郡のバンド類に属する見事なロック。ファズな音にライン弾きまくりのベース、ドタバタなベースが中心で、歌は割と少なめかも。

 この手の音は問答無用で聞くし、好むし文句の一つも出ない自分の狭量な趣味ではあるが、やっぱりいいね。ギターの音はどうにもイマイチだけどやろうとしている、やりたがっている音や方向みたいなのは何となく見えるし、そこにバンドのテクニック面がどこまで追随できるかはあるけど、やりたい事は出来てるみたいだし、きちんとロックしているし。ダサさ加減がよろしい♪



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フレ
Posted byフレ

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