Michael Schenker’s Temple of Rock - Spirit on a Mission

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Michael Schenker’s Temple of Rock - Spirit on a Mission (2015)
Spirit on a Mission

 もう一丁新譜を。こちらは楽しみって言えば楽しみだったけど、まぁ、冷めた見方での楽しみでもあって、どう来るかな〜、大して期待はしてないけど面白そうなモンだしてくれるかもしれない…くらいなお話です。ドゥギーにスコピ組のリズム隊にウェインというメンツでの新作新録アルバムって事なのでテクニック面では全く気にすることもないけど、そもそもの楽曲がどうなんだろ?っていう所はねぇ、昔のに敵うかどうかってのが基準になっちゃうワケだからしょうがない。しかもギタリストとしてのマイケル・シェンカーが好きなワケだからその個性が十二分に発揮されていながら、っていう条件も付くしさ、大変だよね。

 マイケル・シェンカーとテンプル・オブ・ロック名義でリリースした「Spirit on a Mission」。初っ端からしてギターの音が…あれ?こんなんでいいの?って感じで、ちょっと前のアルバムから感じてはいたけど、粒が粗くてどうしてもギブソンの細かい粒ぞろいの音からすると粗が気になるなぁ〜、ま、それが今のマイケル・シェンカーの音だからそういうモンなんだろうけど違和感あるってだけ。それとエフェクトのお話なんだろうけど、こういうエフェクト掛けないと音が出てこないのだろうか?それとも今の好みがこういう音?中域ブーストは昔からだけどあまりにもレンジが狭い気がして…、小さいハコの中で鳴ってるような音で、別に楽曲の何かに影響を及ぼしてるんでもないからいいんだろうけど、好みじゃない。ついでにいうとドゥギーの歌も全然好みじゃないことがわかった(笑)。ん〜、じゃ、ダメってことだな、これ、自分には(笑)。

 じゃあ唯一の頼み所の神のギターソロプレイだ。これはさすがにマイケル・シェンカーです、って感じのプレイが多くて…って当たり前だけど健在で、嬉しいね。ただ、そこに行くまでの曲がどうにもできることをやってますってくらいの話で新しい基軸があるわけでもないから悩ましい。そういうのを求めてはいけないんだろうから従来のハードロック型による新作でしかないという事か。もう王道になってるからそれでいいんだろうな。何回か聴いたけど、あと何回もは聴かないかな〜、そういうのを予測済みでアルバム作ってる気がするくらいだが、リスナーが年寄り化していくとレベルは上げていかないと聴き続けられないんだよ…、ホントはさ。でも、やっぱ神だからね、聴きます(笑)。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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elmar35  

あのFlyingArrow達は大分前元妻に全部没収されて、最近はDeanのを弾いてるそうですよ。
だから音色が流行りの感じなのかもしれませんね・・残念!

2015/03/30 (Mon) 20:59 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>elmar35さん

結構なカネになったんでしょうかねぇ〜、しかし、これ、やっぱりイマイチでした(笑)。

2015/04/06 (Mon) 21:39 | EDIT | REPLY |   

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