Andy Fraser - In Your Eyes
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Andy Fraser - In Your Eyes (1975)

これからは自分が好きな世代のミュージシャンがどんどんと他界していくんだろうなぁってのは勿論想像できるんだけど、色々な所からそういう情報を知るとそれなりに「あぁ…」とか「え?」とか思うのは当たり前か。直接知ってるワケじゃないから感情的にどうのってのは無いけど、感慨深くなる部分はあるな。今回のアンディ・フレイザーなんてのは正にそんな感じで、ついこないだ来日公演してちょっと鍛え上げた体を見せながらライブを行い、様々なことに前向きに活動し始めたって所だったのに亡くなってしまったと。ガンとHIVって事らしいが、それであんだけ元気な感じだったとは…。
Andy Fraser名義での「In Your Eyes」。1975年リリースのソロ作2枚目、フリー脱退後着々と活動していた成果のひとつだったがセールス的にはもちろんパッとしなかったようだ。自分もねぇ、やっぱりフリー好きだしアンディ・フレイザーのベースも好きだから割と期待してソロ作とかも聴いてたんだけど違うんだよねぇ、フリーとは。今思えば、当然フリー時代と同じことやる必要もないし、もっと自分の好きな方向性を伸び伸びとやっていく方が自然だからこうなっているってのが正しい解釈なんだよな。昔はやっぱ違うな〜、ソロになると面白くないわ、って割と切り捨ててた。それはアンディ・フレイザーに限らず、どのバンドのどの人でもそういう感じだったからソロ作ってのは趣味なんだろう、くらいにしか思えなかったもんね。多分そういう人も多いんだろう。
アンディ・フレイザーの「In Your Eyes」はどう言うんだろう、ベースプレイはボワンボワンした感じの音でラインを動き回るってんじゃなくて、もっとファンクやソウルに接近した、またはアフロ的なエッセンスになるのか、そういう雰囲気で歌も自分で歌っている…上手いのは上手いし、やっぱり歌い方はポール・ロジャース的でもあってそこは面白いな〜と。フリー時代をベースに考えるとアンディ・フレイザーとポール・ロジャースのジョイント作がフリーだったとするならばアンディ・フレイザーのソロ作は見事にそのフリー色からポール・ロジャースのブルースエッセンスが抜けたモノとも言える。その解答がこういうアルバムになって出て来るって思うと、なるほど面白いなと。普通にアルバムとして聴くとそんなに面白くはないけどさ、玄人向けな聞き方すれば面白いんじゃないかなと。
でも、こういうのやりたかったんだろうな。気持ち良さそうにベースも歌も鍵盤もやってるし、当時からしたら割と新しい試みだったんだろうし、ネームバリューはあるし、狙い所だったかも。そんな事を考えつつ、こういうベースも弾くんだな、って想像して聴いてた。やれることは色々とやり尽くしたんだろう。
R.I.P

これからは自分が好きな世代のミュージシャンがどんどんと他界していくんだろうなぁってのは勿論想像できるんだけど、色々な所からそういう情報を知るとそれなりに「あぁ…」とか「え?」とか思うのは当たり前か。直接知ってるワケじゃないから感情的にどうのってのは無いけど、感慨深くなる部分はあるな。今回のアンディ・フレイザーなんてのは正にそんな感じで、ついこないだ来日公演してちょっと鍛え上げた体を見せながらライブを行い、様々なことに前向きに活動し始めたって所だったのに亡くなってしまったと。ガンとHIVって事らしいが、それであんだけ元気な感じだったとは…。
Andy Fraser名義での「In Your Eyes」。1975年リリースのソロ作2枚目、フリー脱退後着々と活動していた成果のひとつだったがセールス的にはもちろんパッとしなかったようだ。自分もねぇ、やっぱりフリー好きだしアンディ・フレイザーのベースも好きだから割と期待してソロ作とかも聴いてたんだけど違うんだよねぇ、フリーとは。今思えば、当然フリー時代と同じことやる必要もないし、もっと自分の好きな方向性を伸び伸びとやっていく方が自然だからこうなっているってのが正しい解釈なんだよな。昔はやっぱ違うな〜、ソロになると面白くないわ、って割と切り捨ててた。それはアンディ・フレイザーに限らず、どのバンドのどの人でもそういう感じだったからソロ作ってのは趣味なんだろう、くらいにしか思えなかったもんね。多分そういう人も多いんだろう。
アンディ・フレイザーの「In Your Eyes」はどう言うんだろう、ベースプレイはボワンボワンした感じの音でラインを動き回るってんじゃなくて、もっとファンクやソウルに接近した、またはアフロ的なエッセンスになるのか、そういう雰囲気で歌も自分で歌っている…上手いのは上手いし、やっぱり歌い方はポール・ロジャース的でもあってそこは面白いな〜と。フリー時代をベースに考えるとアンディ・フレイザーとポール・ロジャースのジョイント作がフリーだったとするならばアンディ・フレイザーのソロ作は見事にそのフリー色からポール・ロジャースのブルースエッセンスが抜けたモノとも言える。その解答がこういうアルバムになって出て来るって思うと、なるほど面白いなと。普通にアルバムとして聴くとそんなに面白くはないけどさ、玄人向けな聞き方すれば面白いんじゃないかなと。
でも、こういうのやりたかったんだろうな。気持ち良さそうにベースも歌も鍵盤もやってるし、当時からしたら割と新しい試みだったんだろうし、ネームバリューはあるし、狙い所だったかも。そんな事を考えつつ、こういうベースも弾くんだな、って想像して聴いてた。やれることは色々とやり尽くしたんだろう。
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