Ken Hensley - Eager to Please

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Ken Hensley - Eager to Please (1975)
Eager to Please

 あんまり真面目に考えたことないけど税金って色々なパターンで払ってるんだが、無駄に使われてるってのを目の前で見るとやっぱ一言モノ申したい気持ちにはなるな。明らかに意味のないと思える工事とか施策とか、それをまた必死に取り付けようとする議員さん達や取り巻き、それによって恩恵を受ける周辺の街の有志達、そしてそこに紐付く業者のお偉いさん、そうしてカネは落ちていくのだがその流れを作ることにもカネを使うから怪しくなる(笑)。それでもよく出来てる方だとは思うがアジア人の取り締まりはもっときちんとしたほうが良いと思うね。

 ユーライア・ヒープの魂とも言えるケン・ヘンズレーの2枚目のソロアルバム「Eager to Please」、1975年作品。この人こそ要だろう事は間違いないんだけど、ユーライア・ヒープやりながらソロアルバムも出してて、そこでの音楽性ってのはそんなに違いはなくって、なんでユーライア・ヒープでやらないんだろう?なんて思うのもしばしば。実情は色々とあるのでこういう形で作品が出て来るんだろうけど、そうだね、ユーライア・ヒープの音はこの中の一部だと言う側面を強調したバンド、とも言えるか。その分パワーとカリスマ性が増してバンドとしてリスナーを吸引するエネルギーを持っている共同体ってことだ。一方のソロ作はそういう吸引力はなくてバンドの音のデモ作的な位置付けとすら言える青写真。聴ける音はもちろん完成形だけど、音の骨格という印象だ。それでもケン・ヘンズレー自身によるギタープレイはミック・ボックスを超越しているトコもあるし、歌にしてもデヴィッド・バイロンとは異なる叙情性溢れる歌唱でメロディは正しく哀愁漂う英国調、鍵盤は勿論のこと、ベースにはマーク・クラーク…元々ヒープで、コロシアムとかテンペストの人ですね、ブリブリと落ち着きのあるベースとどちらもツボを得たプレイが若干の違和感を味わせてくれる。ゲイリー・セインのとは全然違うわけだし。

 簡単に書けばユーライア・ヒープから毒気を抜いてもっとリラックスした感触の作品。曲調やアレンジにあそこまでエネルギーやパワーが詰め込まれていない作品…だか青写真的な感じで聞いているってトコです。でも、さすがにバンド全盛期の青写真だから作品レベルはやっぱりあの世界観で素晴らしい。そんじょそこらのバンドのアルバムよりも全然クォリティ高い作品で飽きないアルバムになってます。この人も才能豊かなんだな〜ってつくづく実感しちゃうね。元々何故か好きな人でさ、早くからソロ作は聞いてた。



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フレ
Posted byフレ

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