The David Byron Band - On The Rocks

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The David Byron Band - On The Rocks (1981)
On The Rocks

 健康の話題があちこちで出て来る、最近痩せた太った話から血圧が血管がとか云々…飲みに行く世代にもよるんだけど著しく世代が離れたのと飲みに行くことも多くないから自分の上下10歳幅くらいの連中になってくるし、そうすると健康のお話も割りと出て来る。仕事がらみだと共通項がないからそうなるのはしょうがないけどさ。確かに健康に長生きってのは正しいし、そうあるべきなんだが、そこまで自分的に思ってなくて、ヤなのは入院しっぱなしになるとか生きるためにひたすらに病院に通うみたいなこと。でも実際はしょうがないんだろうから多分一生懸命生きるんだろうと思う、だから健康管理した方が良いよって話になるんだな…、面倒だ(笑)。

 David Byronが自分名義のバンド組んで1981年にリリースしたアルバム「On The Rocks 」。そんなの出てたんだ?って話から始まるし、そもそもDavid Byronって?って人もいるんだろうけど、ご存知ユーライア・ヒープのボーカリストで超ハイトーンで70年代のロックリスナーを魅了してきたジゴロ気取りのヒゲのおじさん。ユーライア・ヒープを抜けた後、Rough Diamondを組んで2枚くらいアルバム出したのかな、その後にこのソロ名義バンドでのアルバムリリースになったから結構きちんと音楽活動してたんだね。それほど儲からない人だったから普通に仕事してたって気がするが。そもそもユーライア・ヒープでのデヴィッド・バイロンの音楽的貢献度ってどこまであったのかと訊かれるとなんとなくほとんどなかったんじゃないか?って思ってるんだけどどうなんだろ?詞の世界ではユーライア・ヒープの象徴だったしバンドのイメージを担ってもいた。そんなデヴィッド・バイロンの音世界ってのは果たして…ってのがこのアルバムの聞き所。

 メンツはその筋でしか知られていないRobin Georgeというマルチなお方と味付け的にメル・コリンズ…どこでも参加する人だ(笑)。あたりが知られている所で、曲はRobin Geroge担当なので、やっぱりデヴィッド・バイロンの音楽性が出ているワケじゃないみたい。でも、こういうのが嫌いじゃないってことで歌ってるワケだからなぁ…、こういうの、ってのは普通にハードロック的な音。クセなし、さらりとポップス…とは言わないけどキャッチーさのあるAOR的なものに歪んだギターを入れてみました、メル・コリンズのサックスだってもちろん馴染んじゃうし、害のないBGMサウンドとも言えるけどそこはデヴィッド・バイロンだからちょっと声がジャマ的でロックしてくれてる。まぁ、これが自分のソロバンドのアルバムだ、と自信を持って言えてたなら凄いけど、時代なんだろうなぁ、こういうAORへの接近ってのはさ。70年代の覇者達が軒並み崩れ去っていくのが80年代、そのあがきを聴くのもニッチではあるけど必要なんです、多分。



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フレ
Posted byフレ

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