AC/DC - Rock Or Bust

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AC/DC - Rock Or Bust (2014)
Rock Or Bust -Digi-

 長寿バンドってのは大抵10年一日的な音になってくるのが普通で、メンバー変わってるとそうでもない部分あるけど主役はいつも一緒だから段々どのアルバム聴いても同じになってくるしその辺はもうどっちでもいいか、って気になって聴いてるのもある。ストーンズにしてもU2にしてもエアロにしてもそんな感じじゃない?キッスやAC/DCだって同じ事だし、そんなに今までと方向性の違うのやったらもう売れなくなっちゃうってのも考えるだろうからそっちにもあまり行かないか。実際は分からんが、それでいいんだって風潮の方が多いかもしれない。

 AC/DCの2014年作品「Rock Or Bust」は何とマルコム・ヤング不在、ドラムのフィル・ラッドも不在となった状況で制作されているが、もちろん主役はアンガス・ヤングだしブライアンの歌声だからさほど変化はなく、安心して聴ける10年一日のAC/DC節なので信頼のクォリティではある。ただ、やっぱりどこか元気感が物足りないかもなぁなんて思うのは気のせいか。そもそもAC/DCのアルバムっていつもこういうモンだし、名盤!って思うような名盤はあまりなくって、ただ単にロックだな、かっこ良いな、っていうのが多いからね。凝ったこと演ってもしょうがないし。若干ボーカルのミックスが低いのか前に出て来てない感じで迫力不足なようにも聴こえる。ギターの音も、ちょっとマイルドにまとめすぎてる?SGのもっとエッジの立った音の方が好きではあるがハードロック的には聴きやすいサウンドにはなってる。どこかバンドらしさを失くしてる感はあるようにも聴こえる…気のせいだろう。

 ここ最近の作品と比べてみても少々パンチ不足じゃないか?さすがに年齢には敵わないか?いや、メンバーのやむを得ない事情が作品に影響を及ぼしたか?兄貴の認知症が害を及ぼすとも思えないけど、それよりも甥っ子のスティーブのギターがマルコムほど貢献されていないから?アンガスだけじゃなくてやっぱり兄弟のギターの噛み合わせが良かったのか?それとも単純にまずまずの作品になってしまっただけ、か。アレコレ考えてもしょうがないんでまずは聴く、聴いてみてこのアルバムを今後何回聞くことがあるか、で自分にとってこのアルバムとの関係が見えてくる。終盤にカッコ良いリフが鳴ってるのもあるからバラつきが大きいのかもしれん。





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フレ
Posted byフレ

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