Gary Moore - Back on the Streets

3 Comments
Gary Moore - Back on the Streets (1978)
Back on the Streets: Deluxe

 最近真面目に映画見てないなぁ…、何か見たいけどどういうのが見たいんだろ?そもそももう映画ってアイディア枯渇している状況ってのも笑える話で、あのハリウッドがネタに困るなんて考えもしなかった。でも芸術じゃなくてエンターティンメントだからそりゃネタが無くなることも当たり前と言えば当たり前か。しかもストーリー無いと成り立たないんだから、そんなにストーリーテラーが世の中に多いわけじゃないだろうし、今じゃ音楽もそうだけど映画もきっと何かみたい、モノマネみたいに思われるものばかりになってきただろうし。これからそういうのもどうなっていくのかね、

 Gary Mooreの1978年リリースのソロアルバム「Back on the Streets」。はて、どんなだっけ?と思い出しながら聴いてた。アルバム一発目のタイトル曲「Back on the Streets」を聴きながら、あぁ、そうだった…と思い出した。サイモン・フィリップスにドン・エイリー、Thin Lizzy組のヘルプと当時の周辺をそのまま巻き込んだソロアルバムで盟友フィル・リノットとの共作が目立つ、目立つというか馴染む。こんな歌い手が仲間なんだからそりゃ歌ってくれよと頼みたくもなる。しかしギター良い音してるな…、ストラトかな。実に繊細な音を出してるし情感豊かな音色がしてて味わい深いもん。名曲「パリの散歩道」もこいつに入ってるし、結構な名作なんじゃね?

 今となっては軽めのハードロック風味と言うようなアルバムだし、中に詰め込まれている想いと云うのか、熱さと言うのか、そういう魂の込め方がハンパじゃない。アナログで古い時代だからかもしれないけど、そういうのが一発で伝わってくるような音とギターに歌だ。アルバム全体としてはそんなに素晴らしいと手放しで言えるモノでもないが、こういうアルバムを作りたかった、作ったんだみたいなところの感情が出て来てるんだよな、多分。だから聴いててついつい聴き入ってしまう…どのアーティストもそうだけど、この人の場合はそれがもう思い切り出て来ると云うのがとても特徴的で…だから感情移入しやすい人なのかな。やっぱ凄い。







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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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ボンサオ  

いつも見させていただいています。
ブリティッシュ系中心に勉強させてもらってます。
これからも楽しませていただきます。

2015/03/06 (Fri) 23:43 | EDIT | REPLY |   
デューク中島  
いいです

他の人がメインの バンドの一員時代より 自分のやりたいことを やりました感が出てて 好きです。レコードの解説の ゴールドレスポールで のけ反ってる写真にも 興奮したものでした(笑)。マーキーでのライブ盤も よかったですね♪

2015/03/07 (Sat) 14:42 | EDIT | REPLY |   
フレ  
サンセット

>ボンサオさん
楽しんで頂ければ幸いです♪

>デューク中島さん
マーキーのライブ盤好きでした〜、タブ譜付きでね。

2015/03/08 (Sun) 20:54 | EDIT | REPLY |   

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