Thin Lizzy - Johnny The Fox

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Thin Lizzy - Johnny The Fox (1976)
サギ師ジョニー(紙ジャケット仕様)

 ハンガリーってどんなトコだ?首都は…ブダペスト?何かこないだ話してた若いのが今度ハンガリーに行くんです、って言うからふとそんなことを思った。ブダペストったらクィーンがライブやって話題になったトコだな~って記憶でさ、自分って外国の事をそういう覚え方してるんだよ。だからバンドがヨーロッパ・ツアーで回らない所はてんで知らない事もよくある。しかしブダペストって面白いのかな…、東欧寄りだからどことなくあんなイメージだけど、よくわからん。今度何かで見てみよう。

 Thin Lizzyの1976年の7枚目の作品「Johnny The Fox」。絶頂期だからなぁ~、やっぱりカッコ良いんですよ。こないだBlack Star Ridersを聴いててとってもThin Lizzyだったからやっぱりオリジナルを久々に聴きたいと思って手を出した一枚。不思議なことにああいうThin Lizzyらしさってのはこのアルバムではそれほど顕著ではないからちょっと路線が違ったのかもしれん。でも、時期的なモノで言えば確実にこの70年中期頃が一番だし、「Johnny The Fox」も名作の一枚に数えられる。ただ、有名でキャッチーな曲が目立たないのでどうしても後回し的な人もいるのかも。一番メジャーな曲でも「Don’t Believe A Word」だもんな…、うん、Gary Mooreのソロアルバムにも入ってるからと云う理由だが、あっちはもっとスローテンポなブルース調、こっちはシャッフルで元気が良いバージョンという違いも楽しめる。

 トップの「Johnny」から元気いっぱいなのに哀愁漂うロック、それはアルバム全編を通してThin Lizzy独特の雰囲気で、フィル・リノットの世界観。この胸キュン的なのを聴きたくなるんだよ。そこに美しいツインギター…メロディアスでね、音色も繊細で美しいし、決してジャマをすることのないドラムも実は良い味わいを与えてくれる。アイルランドならでは、って云うのかな…、そういうフレーズや味わいがそこかしこで出て来るのがこのバンドの強みで個性。いつ聴いたって心に染み入るメロディ…愛すべきロックだ。



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フレ
Posted byフレ

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