Deep Purple - Long Beach 1971

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Deep Purple - Long Beach 1971
ディープ・パープル MKII〜ライヴ・イン・ロング・ビーチ 1971【CD/日本語解説書封入】

 何だかんだとやっぱりレコードなりCDなりってのはあると便利だ。一方ですぐに不要なものになってしまうCDなどはさっさとMacに取り込んでHDDに収納してしまうからだが、これは聴きやすさって点で圧倒的有利。アイテムとしての価値はさほど感じなくなってきてるから、コレクター的な意味ではあまり意味が無い。DLで買うか?ってぇとやっぱりどっか納得できないのか、どうせカネ出すなら現物で、って思っちゃう。まぁ、DLで済ませるのも最近は増えたけど。

 Deep Purpleの1971年ロングビーチでのライブの模様はFMラジオで放送された音源のようで、古くからアングラでは出回っていたソースだそうで。そいつが今回オフィシャルから発掘ライブソースとして「Long Beach 1971」としてリリース。何か似たようなのがいっぱい出てるからどれもこれもオフィシャルかどうかわかんないし、聴く側買う側はアマゾンで買えれば買っちゃうだろうからどっちでも良いんだけど、こいつはオフィシャルらしいです。リマスタリングされて綺麗に音を整えてるんでそんなにバリバリのライブ感があるワケじゃないけど、もちろん熱気はきちんと収録したナマナマしいライブアルバムに仕上がってる。何と言っても70分で4曲しか入ってないってのが凄い。ハードロックバンドというよりは明らかにプログレバンドの域にいるライブ。

 「Speed King」から「Strange Kind of Woman」「Child In Time」そして「Mandrake Route」って4曲で、冒頭から驚くのはイアン・ギランの熱唱、そしてこのハイトーンと強烈なパンチのある歌声。もっともジョン・ロードの鍵盤も圧巻だしリッチーのギターは自由自在に弾きまくってて縦横無尽に音が駆け巡ってるし、イアン・ペイスはアルバムの表紙になっちゃってるくらいに派手に叩きまくってて、いや〜やっぱ70年代のハードプログレバンドの最右翼的なライブですよ。Led Zeppelinよりも全然プログレだもん。4曲しかなくて有名曲ってワケじゃないけどバンドの迫力を知らしめるには文句なしの白熱のプレイが聴ける驚きのライブアルバム。「Highway Star」や「Smoke On The Water」が無くたってとんでもないライブじゃないか、ってのが分かる。凄いライブだな…。



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フレ
Posted byフレ

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akakad  

>DLで済ませるのもあるけどさ。
ニッチなものはCDが作られてないからそうするしかないですね

ジョン・ロードがいたからパープルを追いかけてた感があります
上手く言えませんがこの人もなかなか濃くて印象深かったです
ジェフリー・ダウンズ、Don Walker(Cold Chisel)、ジョン・ポールジョーンズに次いで好きなキーボーディストです

2015/03/02 (Mon) 23:47 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>akakadさん

鍵盤奏者って好み出ますもんねぇ。

2015/03/08 (Sun) 20:50 | EDIT | REPLY |   

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