Alcatrazz - Live Sentence

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Alcatrazz - Live Sentence (1984)
ライヴ・センテンス (紙ジャケット仕様)

 ロックってのはさ、基本的に暗い音が多いし英国ロックも含めてそういう系統の方が重さと深みを持って聴けるし好みでもある。だからってロックが暗いワケじゃなくてマイナー進行なものが多いってだけでその方が響くんだからしょうがない。それでいて激しく熱くプレイしまくるっていうのがあるから、音まで全て陰鬱系なのも好きだけど、やっぱりハードにドライブしてるロックの方が聴きやすいしわかりやすいわな。ってことでそうかそうか、グラハム・ボネットか…って事でレインボウには行かずにMSGの後に組んだアルカトラズへと駒を進めてみた。

 1984年1月の初来日公演を数多くの編集と共にライブアルバムとして当時からリリースされていた「Live Sentence」。セカンド・アルバム「Disturbing the Peace」を出す前にさっさとのこのライブアルバムがリリースされて、あの衝撃のファーストアルバム「No Parole From Rock'N'Roll」から時間を開けずにリリースされたこの「Live Sentence」はアルカトラズの無茶苦茶さを更に印象付けたように感じたものだ。たまたま好きなヤツがいて結構聞かされたもん。音が凸凹してて聴きにくいな〜と思いつつも聞かされたからやっぱり覚えてる。インギーのプレイが実際はもっと無茶苦茶だったとか曲順も全然違ったってのは今の時代になってからのお話で、当時はこれがアルカトラズのライブで唯一聴けるアルバムで、全くとんでもないギターと歌だなぁ〜って印象。曲がどうのとかもう後回しでギターしか聴いてなかったもん。

 改めてライブアルバムとして聴いてみると、確かに無茶苦茶な編集の後が耳に付くが、ライブのテンションの高さは勢い余ってるバンドの生々しい初来日公演がそのまま詰め込まれてて、何の物怖じもしない俺様インギーのプレイがこれでも控えめに編集されたと言われながらもこんだけ弾きまくってるのかっつうくらいの弾きまくり。やっさんの歌声は所々苦しくなってるように聴こえるんでその辺がややマイナスだがインギーはもう突っ走りまくってて凄い。今聴いてもこのわがままぶりは凄いと思う。DVDの方はもっと生々しく未編集に近い状態で見れたような気がするんで今度比較してみようかな。






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フレ
Posted byフレ

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