Fusion Orchestra - Skeleton in Armour

英国のゴッタ煮ロックが多発した1970年代初頭、プログレともジャズともブルースともフォークともつかないバンドはそれこそ数多く存在しており、それらを売っていくレコード会社も独自のレーベルを立ち上げたり、プロデュースしたりしながら試行錯誤し、物珍しいバンドと契約をいくつも交わしたりしていた時代だ。それこそが今の英国B級ロックマニアを生み出す背景だったり、レーベル毎によるマニア度を高めたり、そのおかげでひとつの珍しいジャンルが確立されたりと言うことで、だからこそこの時代の英国ロックには面白く奥の深いバンドが多く存在するのだろう。商業ベースに乗らないだろう、ってのも今はわかるけど当時はどれが商業ベースかわからない時代なので許された、みたいな(笑)。
そんな中、女性ボーカル…しかもエロティックな香りがするバンドってのが結構いっぱいあってさ、ジャケ見て「いいなぁ~」と思うモノが多くって…。ま、ルネッサンス
他の曲聴いてもやっぱり古き良き英国B級サウンドをしっかり形作っていて、これがまたツボにハマるので大音量で聴いていると気持ち良いんだ、ってホントに。それでいてかなりリズム隊とかがしっかりしてるので、実力は十分にあるバンドだね。コレ一枚っつうのが勿体なくってね。昔はアナログなんて絶対お目にかかれないアイテムで、90年代初頭にCD化された時にいの一番で買ったもん。アナログジャケットだったらかっこいいんだろうなぁ~って。裏ジャケに移るジルの写真の写り具合がそそられるんだ(笑)。いや、サウンドも絶対普通のバンドよりは面白いね♪

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