Velvet Underground - Vu

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Velvet Underground - Vu
Vu

 日々結構色々聴いてる時もあれば何も聴かない時もあったりと疎らな自分の音楽鑑賞趣味ではあるが、それに加えて聴く音楽のマチマチさも幅広くなっててワケ分からん(笑)。今週はそういうのをそのまま書いてみたけど、書いてる以外にも色々と聴いてるのも勿論あって、他にもブログに既出のヤツとかまだきちんと聴けてないのとか、聴いてて気分じゃなかったので止めちゃったとか色々ある。支離滅裂にしか見えないけど音楽聴く時ってそういうモンだろ、ってのもあるな。

 Velvet Undergroundの未発表曲集として知られていたラストアルバム的な位置付け…とは言いつつも1969年の録音が1985年にリリースされたという代物「Vu」。いつ聴いても不思議な感覚に襲われるヴェルヴェッツなのだが、時間が経てば経つほどこのバンドの持つ浮遊感や透明感が浮き彫りになってきて決してアンダーグラウンドシーンでの妙な雰囲気のバンドという感じではなくなってきている。それは多分事実じゃなくて、今の時代に聴くとそう聞こえるというだけだろうけど、それでもかなり良質なポップスの部類に聞こえるんだよね。アメリカだからメロディもキャッチーに出来てるし、アレンジはそりゃ実験的だけど今となっては普通にあるアレンジや音使いになってるからヘンでもない。そんな事を思いながらフワフワ〜っと聴いてた。

 自分は対してヴェルヴェッツに愛着はないし聴き込んだっていう程は聴いてないからアレコレと書けるほどじゃないけど、このアルバムに収められた曲はどれも最初期の作品群とは大きく異る傾向にあるのは確実だろうし、ともすればプリンスなんじゃね?くらいの曲だってある。これはこれで面白いし聴きやすくて良いが、ヴェルヴェッツとしてはどうだろう?ってのもある。それでも別にいいんだけどね。昔好きな友人に「Vu」ってどうなんだ?って訊いたら、聴きやすいけど薦めないって言われた事ある。なるほどね、ヴェルヴェッツってバンドの本質から離れてしまうからだろうな。ルー・リードのソロ作ならいいんだろうけど。

 でもね、今となって聴くならヴェルヴェッツってこういうのもあるんだよってことで自分は薦めたいアルバムのひとつになる。変なイメージだけじゃなくてここで聴けるルー・リードの深みってのもあるし音の軽やかさとの対比なんてのも味わえる。でも…ヘンでしょ?そしてカッコ良さがあるでしょ?ってね。







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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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茶  

'80年代リアルタイムに登場した多くのUSAアンダーグラウンド・バンド(たとえば初期REM)と並べて聴いて、なんかごく自然にしっくり聴けたのを思い出しました♪

2015/02/10 (Tue) 09:43 | EDIT | REPLY |   
jamken  

こんばんは、お邪魔いたします。
このアルバムは、初めて聞きました。
なかなかいいと思いました。
ローデットは、今でも聞きたくなるときがあります。
何故だろうね。
かっこ悪いのにかっこいいという

2015/02/10 (Tue) 23:07 | EDIT | REPLY |   
フレ  
VU

>茶さん
作られた感が無いのかもしれないですね。出来ちゃった感っつうか…。

>jamkenさん
VUは枚数少ないし全部集めちゃってから聴いたかな…。

2015/02/11 (Wed) 21:44 | EDIT | REPLY |   

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