The Incredible String Band - The Incredible String Band

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The Incredible String Band - The Incredible String Band (1966)
Incredible String Band

 今時ブログなんてのを真面目に更新して書いてる人も多くないし、アルバムレビュー…レビューっつうか好きで書いてる人も多かったけどもちろん減ってるし、Googleの酷い所は更新されないブログなんてのは検索順位がどんどん下位になっていくもんだからパッと検索しても出て来るのはレコード屋とかのサイト系ばかりで個人の感想文みたいなのが全然見つけられず多様な意見を目にすることが少なくなってきた。アマゾンレビューくらいしか目にしないでしょ?ある意味怖いよね。だからバンドとアルバムで検索しても入ってくる情報がちょっと前に比べると格段に減ってる。その情報が他のトコに移行しているかっつうとそんなことなくてただ単に目につかなくなっていってるだけ。結局商業主義に乗っ取られていくって現象になっているんだよな。

 String Driven Thingのフォークとバイオリンなんてのを聴いてたからそういえば…って思って引っ張りだしたのがThe Incredible String Bandです。とりあえずファーストアルバム「The Incredible String Band」、1966年の作品集…作品集ってのは個々人やデュオでの寄せ集めであってバンド単位でのアルバム名義ではあっても中味はそんな感じなので。でも、冒頭からThe Incredible String Bandの本領発揮とも言える素朴なフォークとバイオリンの音色の美しさやフルートとの絡みなど英国なんだけどそこに国籍不明の音色を持ち込む事でとっても不思議感を出してくれているという作風。そういうエッセンスがなきゃ普通にトラッドフォークの部類なんだけど、その試みがロック的で受けていたって事なんだろうか。1966年だからねぇ…、そういう意味では革新的ですらあるアルバムとして聞けるんじゃないだろうか。

 歴史的背景はともかく、昔はどこか取っ付きにくい感じもあったThe Incredible String Bandだけどこうして普通にファースト・アルバム「The Incredible String Band」を聴いてみるとなかなか聴きやすくてユニークな試みだっていう風に思える。これも自分が色々聴き漁っていった後に聞いているからなんとなく理解できるって事なんだろう。慣れてる部分が多いからか聴いててちょっとハマっていく部分あるしね、やっぱこういうのが根っこにあるんだよな…って。ピンク・フロイドなんかだって結局そういう部分あるしさ。そんな風に聴いてるけど手に取りにくい音ではあるか。初期ディランなんかとの比較もされることあるみたいだけど、まるで異なる方向な気がするが…、自分が未熟なだけだろう。



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フレ
Posted byフレ

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