Rare Bird - Somebody's Watching

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Rare Bird - Somebody's Watching (1973)
Somebody's Watching

 否定論者って多い…のかな。何でも否定しとけば現状は変わらなくて自分の責任じゃないとでも思えるからだろうか。文句や否定論拠を述べる輩が多いよな~ってのは前から思ってたけど、最近は自分がそういう思想を捨てているので余計に目につくようになっただけだろうか?前向き的に考えてった方が建設的だし健康的だと思うんだけど、そう簡単ではないようで…、だから日本は左寄りな社会情勢と言われるんだろうかね?斜に構えてものを見るってのは正しいとは思うけど否定するのとは違うよな~とか何か周りにそういうのが割と多くて疲れるんでそう思っただけです。そんな風に考えるなら逆に考えた方が幸せだろ、ってのが多いんだもん。まぁ、いいや(笑)。

 Rare Birdって結構長続きしてて音楽性がどんどん変化していきつつメンバーも結構変わり続けていったバンドだった、ってのを知ったのはそう前の話ではない。だからちょっとびっくりしてその生い立ちを幾つか追ってたりしてて、ふ~んなんてのもあったんでちょうどいいや、登場させちゃおうってことで1973年リリースの4枚目のアルバム「Somebody's Watching」です。この頃は軽いスーパーバンドでもあったとも言えるのか、基本メンバーにはVDGGのニック・ポッターがベースで参加している上に、上に、だ、一曲ジョン・ウェットンが弾いているってなもんだ。全く風来坊だよなぁと苦笑いしてしまうけど、ニック・ポッターはVDGG休眠中だから職探しの結果かと思えるが、ジョン・ウェットンはこの頃にクリムゾン解体だからか、なるほどね、時間的にはちょうど合うんだが、そうなるとこのRare Birdの英国でのバンドとしての立ち位置って結構なモノだったってことがわかる。何だかんだとそれなりのバンドじゃなきゃ参加しないだろうし、音も面白みがなきゃやらないだろうしさ、そういう意味では聴く価値はあるんだろうと。

 んで聴いてみるんだけど、どうしてあのシンフォニーなバンドがこういうファンクノリっつうか黒いノリを意識した音になっていくのか…、いや別に黒いノリが出来ているワケじゃないからそういうバンドとも言えないんだけど、ちょっとグリグリした雰囲気に行きたがってるっていうノリで、メンツ見てもそうはならないんだが作ってる曲がそっちに進みたそうな感じでね、もちろんそういうのだけじゃないけど、その分凄く中途半端でシンフォニックでもないし英国的ってんでもないしハードロックでもプログレでもないし単にロック…なんだと思う。それでアルバム出し続けてるから実力あるんだろうけど、どうにも宙ぶらりんな感触が残るアルバムです。ジョン・ウェットン参加の曲はコンガの入ったBabe Ruthばりの曲で…って彼らがもっとカッコイイバージョンでカバーしてるんだけど(笑)、へんちくりんだから気に入ったのかな。クリムゾン時代のあのベースをそのまま披露してくれているんでものすごいグルーブ感があってこの曲だけ異質です(笑)。







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フレ
Posted byフレ

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