
スワンソングレーベルって案外色々なバンドをリリースしていて、有名アーティストが作った割にはしっかりとプロモートできていたように見えた会社だったりする。その辺もジミー・ペイジのセンスなのだろうか?それともピーター・グラント?って思いますが、まあ
ツェッペリン
に関しては書いてくとキリがないのでいずれまた、ってことで今日はまたまたマイナーなバンドになってしまうのでしょうか…。スワンソングレーベルでもっとも有名なのは
バッド・カンパニー
で、これはもう成功どころの騒ぎではないくらいのメジャーバンド。それから名前だけは有名だけどスワンソング在籍時代はなかなか苦戦していた
プリティ・シングス
。でも
「Savage Eye」
なんていいアルバムだけどね。それから意外な人なんだけど、
デイヴ・エドモンズ
。さすがに興味ないなぁ、この人には。んで、最後に紹介しようとしている
デテクティヴ
。…とまあ、こんなもんなのでやはり成功したように見えるけど、ってトコか。
で、その
デテクティヴ
ってバンドだが、元々は
シルバーヘッドっつうバンドのボーカリストだったフランス貴族の称号を持つマイケル・デ・バレスが組んだバンドで、キーボードに元
イエス
のトニー・ケイが在籍したことも知られている。スワンソング参加のいきさつは、たまたまこの時期(1975-77年)にジミー・ペイジ達と知り合ったことがきっかけらしい。まあ、中の上って云う程度のバンドなんだが、結構渋めかな。
バドカン
的と云えばバドカン的でアルバム全体の音がゼップっぽくて良い感じだ、と思ったらほとんどペイジのプロデュース作品だ。セカンドはもっとゼップらしいサウンドに仕上がっているというB級センスたっぷりで正にブリティッシュ。ただ、デ・バレスの歌がやっぱりシルバーヘッドの頃の毒気のある印象が強かったため、デテクティヴになってからちょっと落ち着いたロックにはあんまりファンも見向きされなかった節があり、今では十分にB級の代表格として君臨している感じ(笑)。一応アルバム二枚とレアなプロモライブ盤ってのがリリースされている。久々に聴くといい香りがしていて70年代ロックだなぁとしみじみ実感。
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