Jenghiz Khan - Well Cut

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Jenghiz Khan - Well Cut (1971)
Well Cut

 年末も寒くなるの早いんじゃね?くらいに寒いとは思ったけど年始になってからは更に寒さが増しているような感じで相当寒い…。寒いってのは痛いに通じる言葉だ、とは友人の弁だが、何か言ってる意味は判る気がする(笑)。熱いよりは寒い方がまだ良い気がしないでもないけど、どっちも同じか。2015年になって、年初だしアレコレ今年は…ってのは一応考えるんだけどさ、あんまり革新的なことは思い付かないんで結局害のないように幸せに生きるか、くらいしか思い浮かばない(笑)。いや、そんなこともないけど…、10年目のこのブログどうすっか…なんてのは一応チラリとは考えるけど、ライフワークだしどうせロック聴き続けるから閉じるモンでもないだろうし、単なる感想文と記憶の補完…補完ってよりも最近は聴いた証になってるが…(笑)。

 Irish Coffeeの時にベルギーならこいつも素晴らしいってコメント頂いたのでチャレンジしてみた。チャレンジってほどでもなく、何の疑いもなく信頼して普通に聴いてみたのがベルギーのジンギス・カーンってバンドの「Well Cut」。ジンギス・カーンって…Jenghiz Khanって、なかなか大胆なバンド名。それでこのジャケットだ。ベルギーってのはちょっとヘンなセンスしてるのかもしれない…などと妄想が頭をよぎる。それと音は無関係だからと心して聴くと、おぉ…、快活なハードロック…ってぇと語弊があるがもっとドロドロなプログレハードかと思ってたからね。ここまでハードロック寄りなスタンス…ってか英国のこの時期=1970年代初頭の何でもあり的なハードロックの解釈と非常に近くて、基本歪んだギターでブルース・ロック。ただ、アレンジ的には鍵盤もいるからヘンな展開出来ちゃうし、ちょっとこねくり回すのっていいんじゃね?くらいにはいじられてるからプログレハードと呼ばれてしまうのか。別にプログレって言葉はさほど似つかわしくない。自分がこういうのばかり聴いてるからプログレ的って意識もちょっと欠けてきてる感があるけどね。人に説明する時はプログレハードって言います。

 歌が結構粘っこくて美味しいところ持ってくし、バンドの力量もまずまずだからハードロック成分多数でも普通にロック。ヨーロッパ的な繊細なセンスもあるから粗雑なトコはなく、ベースも結構面白い。ギターも音色に結構こだわってるのかなぁ…とか。一枚40分、一気に聴いてしまうドラマティック感はあって音の質感も英国的で、言われなきゃ英国のバンドって思うくらい。ジャケットセンス以外はかなり秀逸なベルギー産ハードのバンドです。

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フレ
Posted byフレ

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kazz_asai  

たしか15年くらい前だったか…この頃、超マイナーな70年代HRが次々と発掘されていましたが、これもその頃入手した1枚ですね。
それまで全く知らなかったバンドでした。
RAVEN「Heads Up!」に似たジャケットだなあ…と思って買ったような気もしますが、当然こちらの方が早いです。
正統派HRですが、なんでこのジャケット…まあRAVENも同じ轍を踏んでいます(笑)

2015/01/08 (Thu) 21:03 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>kazz_asaiさん

いや〜、これは全くノーマークどころか、よく知ってる人がいるもんだと感心のみですよ。
音は良いのに…(笑)。Ravenですね…そっちもまた手を出さなければ…。

2015/01/12 (Mon) 10:51 | EDIT | REPLY |   

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