Ram Jam - Portrait of the Artist As a Young Ram

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Ram Jam - Portrait of the Artist As a Young Ram (1979)
Portrait of the Artist As a Young Ram

 年末年始ってのはあっという間に過ぎ去るなぁ…。やりたい事もなかなか出来ないままに時間だけが経ってしまい既に正月は明けてしまってるし。どんだけ時間があったら自分のやりたい事をとことんやり続けられるんだろうか?いやいや、そんな時間は永遠に持てないんだろうとは判ってるが…、その時間の無さが色々な事を一生懸命その場その場でやっていこうとする原動力でもある、ってのは理解してる。でも、もうちょっとゆったりと時間が欲しいと思ったりはする。

 未年ってジャケット困るな、と思ってたら幾つもご紹介頂いて、中でも某コレクションからのRam Jam「Portrait of the Artist As a Young Ram」のインパクトが強烈、こりゃなんぞや?と早速YouTubeで聴いてみた。そもそも1977年頃に一発ヒット作「Black Betty」なる曲が売れたらしく、その時代を生きていた人達にはかなり知られているバンドのようだ。ハードロック好きだ~!と言っている自分が全然知らなかったのはどうにもお恥ずかしい限りだが、時代とロックってのはそんなモンだろう。しかもアメリカンロック漁ってなかったし…、それでも、こうして何かのタイミングで良いきっかけを与えてもらって新たに知るってのは良い事じゃないですか。そうかぁ…って思いながら聴きました。

 そしたら驚くばかりのハードロックが飛び出してきたのでびっくり。なんでこんなの知らなかったんだろ?ってくらい普通にメジャーで王道な感じなアメリカンハードで、知ってて当然だろ、くらいの音だった。あまり語られなかったんだろうか?ネットでアレコレ見てるとそこかしこで出て来るから有名なんだよ。1stとセカンドではかなり傾向が違うようで、以降どうなったか不明らしい。それにしてもこんだけカッコ良いって思わせる音作りがこれだけ出来てるならもっと行けたんじゃないかと思う。一辺倒過ぎたんだろうか、それとも時代的には新たにVan Halenみたいなのが出て来てそっちに流れたか…、モントローズ的な古きハードロックスタイルは受けなかったのはあるかも。それくらいに一本調子なハードロックで快活。それでいてやや哀愁を感じる旋律や歌があってちょっと沁み入る部分を持っているのは元来のハードロックが持つ味わい。曲のバリエーションも含めてナイスな名盤♪感謝♪

CD買うなら2in1のこっちもあり。
Very Best of
Ram Jam
Epic Europe (2005-10-04)
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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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kazz_asai  
重金属時代の夜明け

彼らの場合、1910フルーツガム・カンパニーのKasenetz-Katzが1stアルバムを手がけたことに加えて、シングル「Black Betty」がヒットしたことで、2ndにもそういうポップ路線が求められていていたのだと思います。
そのためこの作品が思うように売れなかったのが、その失速の原因ではないでしょうか。
でも元来Ram Jamのメンバーは、こういうHRをやりたかったはずなんですよね。
HR新御三家の米国2バンド・エアロとキッスに続いてVan Halen,Angel,Cheap Trick,Rexなど、HR新時代の兆候が彼の地に現れ始めていた時代。
このアルバムの登場はその感触をさらに強めてくれました。
それから間もなく、私の人生を変えるような鋼鉄の処女が英国から出現したのです。

2015/01/04 (Sun) 20:40 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>kazz_asaiさん

やっぱりリアルタイム感のある経緯がナマナマしさを感じます…、なるほどそうだったんですね。
1stは出るための手段、セカンドでやりたい事やるってのは常套手段ですが、ちょっとギャップが大きかったんでしょうね。結構いいアルバムなのに勿体無いです。1stもいずれ聴いてみようと思います。

2015/01/12 (Mon) 10:48 | EDIT | REPLY |   

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