Ritchie Blackmore's Rainbow - Ritchie Blackmore's Rainbow

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Ritchie Blackmore's Rainbow - Ritchie Blackmore's Rainbow (1975)
Ritchie Blackmore's Rainbow [ORIGINAL RECORDING REMASTERED]

 2015年かぁ…、随分「未来」になったもんだ、ってのが実感。「未来」ってのはもっと未来的なことがあるかと思ってたけど案外普通のまま…ってか割とアナログチックな世界観のままで思い描いていた「未来」とは結構違うものだ。未来感を感じるのは幾つかのデジタルデバイスとネット社会くらいだろうか、所詮夢物語、映画と空想の世界でしかなかったのが自分の思っていた「未来」なんだろう、そりゃそうだ(笑)。そんな2015年が始まりましてね、初っ端何にしようかなと考えたんだけど、羊年なんで羊の入ったの…とか考えたけどあんまり思い付くのが無かった。ロックと羊ってのは全く相性が合わないようで、こんだけジャケットに登場しない干支もないんじゃないだろうか?ってくらいに見当たらない。じゃ、曲で…ってもヤギってのはあるが羊ってのは少ないなぁ〜、フロイドくらいだもん、思い付いたの。で、まぁ、ちょっとズレるけどこれでもいいかと。

 1975年に突如結成リリースされたRainbowのデビュー・アルバム「Ritchie Blackmore's Rainbow」。ご存知3曲目にはQuatermassの「Black Sheep of the Family」ってなパープルでは拒否された曲がそのまま入ってるっつうことで羊の登場です(笑)。いや〜、これさ、明らかにオリジナルのQuatermassのよりもカッコイイしさ、力量も明らかにこっちの方があるワケで、オリジナルを軽く超えてしまったカバー作で、多分オリジナルよりも有名。そのおかげでQuatermassが売れたか?ってぇとそんな事も多分なくて、そうか、くらいに思われてたんじゃないだろうか。当時はそんな細かい情報まで入ってこないから普通にパープルからリッチー抜けてレインボウってのを組んだらしいぞ、と。エルフをバックに従えてさ…と言われてもエルフって何?となっていたんだろうと思う。そんな経緯がありつつもバックを全員クビにしつつ、自身の突き詰めるハードロックをやり続けたことでレインボウは愛された、今でも。

 シンプルにカッコ良い、それが良いんだと思う。普通に聴いててカッコイイもん。そしてディオの歌声も後年のねちっこさとか派手さはまだ鳴りを潜めている部分もあるけど明らかにカッコイイ。リッチーのギターは言わずもがな、そして何よりも様式美な展開と英国、欧州ならではの美しさがこのバンドに気品を与えているとも言えるか、元々がソロアルバムとして制作した延長線をそのままバンドにしていったという経緯らしいが、いやはや、泣く子も黙るハードロックバンドになってしまったのは見事。アルバム全編の中でもっともレインボウらしい、と思うのが件の「Black Sheep of the Family」なんだから恐れ入る。

 本年もよろしく♪

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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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お〜ぐろ  

この黒羊できましたか(笑 
詞なんかは後のディオに繋がる路線が出てますよね
リッチー先生は途中からポップ路線に走っちゃいましたが・・・
エルフ自体はあんま聴いたコト無いんですが、このアルバムでのゲイリー・ドリスコールのドラムは結構好きです

2015/01/02 (Fri) 01:24 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>お〜ぐろさん

ディオになってからはあまり聴いてないんですけど元々エルフってバンド名もそうですが異世界好きですよね、ディオさん。

2015/01/03 (Sat) 09:10 | EDIT | REPLY |   

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