Lynyrd Skynyrd - Nuthin Fancy

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Lynyrd Skynyrd - Nuthin Fancy (1975)
Nuthin Fancy

 やっぱりさ、自分が聞いてるロックってものすごく幅の狭い中での話な気がする。決して幅広く様々なロックを聴けているとは思えないもんな。特にアメリカを制覇してないからそれは顕著な気がしているし、もちろん好きじゃなきゃ追求しないんだからしょうがないんだけどね。アメリカのってたまに聞くと楽しめるけど飽きるのが早くてね、最近のバンドでもそういう傾向にあるからやっぱ土地柄なんだろう。ただ、アメリカの良さを聴きたくなることもあってそんな時に…なんて思ったのが本日のタイトル。

 Lynyrd Skynyrdの3枚目のオリジナルアルバム「Nuthin Fancy」、1975年リリース作品。Lynyrd Skynyrdってぇとどうしてもあのイメージがあるんであんな雰囲気のアルバムなのかな、全盛期だし…なんて思ってたらちょっと肩透かしを食らった感じ。随分と落ち着いて大人になっちゃったんでは?と思うくらいに落ち着いてる。まぁ、この時期のバンドの3枚目ってのは初期に当たっちゃったバンドとしては大抵方向転換とか悩ましくなるとか毛色を変えてみるとかそんなタイミングなのが多いかもしれない。それで化けるのもあれば酷評されて失墜するバンドもあるんだが、Lynyrd Skynyrdの場合はもっと保守的なリスナーが多かったからか無かったものとして片付けられているとかかも(笑)。いや、そんなことはないんだけどこの「Nuthin Fancy」と次の「Gimme Back My Bullets」はどうにもファンからの声をほとんど聴いたことがない。その次のライブ盤「One More From the Road」は絶賛しか聴かないけど。

 ギターが活躍してないワケでもないし味がないワケでもない、ただ勢いがちょっと感じられないってのはあるから落ち着いた、って言われちゃうんだろうけど音楽的にはちょっと深いところに行こうとしている、とは言い過ぎか。そこまでリスナーが求めてなくって相変わらずの快活なサザンロックを聴かせてくれってなトコだったんだろう。やっぱ「Free Bird」の印象が強すぎて、どれもこれもがあのレベルであってほしい、ってのがリスナーの願望だったりするからそうじゃないと一蹴されてしまうってのもある、か。確かに聴いててイマイチ感たっぷりだった(笑)。ギターは好きだけどね。



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フレ
Posted byフレ

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