Gene Vincent - Be Bop A Lula
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エディ・コクランと同じく一世を風靡したいかにも、という感じのロックンローラー、ジーン・ヴィンセント。この人をモデルに考えるとツッパリ君のリーゼントや革ジャンというのがよくわかるのだが(笑)。多分エルヴィスあたりとは好対照の意味でPTAから嫌われたであろう格好はやっぱりロックンローラーとしては憧れるスタイルだろうな。
時代と共に風化する音楽の中で今でも相変わらずの輝きを放っているのが「Be Bop A Lula」という、まあ、タイトルを聞けばああ、あれかと思い浮かべることの出来るあの曲♪もちろんビートルズ…否、ジョン・レノンが演奏しているので更に一層時代を超えて残る楽曲になっているのもあるだろうけど、やっぱり当時から注目されて皆が皆コピーした曲なんだろうな。ことあるごとに色々なバンドがライブでカバーしていたりするので、いつの間にか記憶に刷り込まれているもん。で、まあ、ベスト盤くらいでしか聴くこともないし、そもそもオリジナルアルバムがあるのかどうかも知らないんだけど、結構面白い曲…そうだな、いかにもコピーしたくなるような曲はいくつもあってさ、何がメジャーなんだろ?「Blue Jean Bop」なんてのは甘いメロディーで始まってバラードか?なんて思ってたら途中から思い切りエロティックなロックンロールになっていって、えらくかっこいい…、予想できる展開のくせに思わずリズムを取りたくなってしまうあたりがなぁ、さすがだよ。それから「Race With The Devil」っつうのもイントロからしていやらしくて(笑)、なんだろね、これは。エコーのかかり具合がそういう雰囲気なんだろうか、エルヴィスよりもエロティックだと思うけどなぁ。
まぁ、そんなことでエディ・コクランと一緒に英国ツアーに出て、コクランの彼女達と共に4人でドライブに出掛けたところで衝突事故…で、エディ・コクランはそのまま他界してしまって、ジーン・ヴィンセントは重傷を煩ってしまいシーンから離れることとなる。50年代の車ってのはかっこいいけど安全面は全くダメだったからね、ま、でもそれこそがロックンロールみたいなイメージがあるのも事実。そしてロカビリーブームが一段落してしまったってのもあるか。で、英国のビート系の若者達に語り継がれていくワケだな。
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