Rick Wakeman - Six Wives of Henry VIII

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Rick Wakeman - Six Wives of Henry VIII (1973)
Six Wives of Henry VIII

 ココ数年、ほとんどプログレらしいプログレをマジメに聴いてることがなくって久々にまともにプログレを聴いてる感じがする。それだけ適当に流してたってことなんだろうが(笑)、まぁ、音楽なんてそんな部分もあるものだ。ハマり込んでいくとひたすら聴いてるけど面白みの基準が変わってくるから集中できなくなってるものも出て来てるし、さすがにず〜っとロック聴いてるとそういうのも増えてきた。ホントにもう古いロックって聴き倒しすぎててもういいんじゃない?って思うもん。とは言え今度またZepのデラックス盤とか出るんだからまた聴くんだろうし、そうやって古いロックを聞く機会はそこそこに提供されている今の世の中、その意味では気になるものは多数…。

 イエスのキーパーソンの一人でもあるリック・ウェイクマンが1973年にリリースした最初のソロアルバム「Six Wives of Henry VIII」。バンド在籍時にソロ・アルバムリリースってのは通常はバンド解散か?と騒がれたりしたものだがなぜかリック・ウェイクマンの場合はそういうのが無かったらしい…のはもちろん後入り、セッション活動からイエスに参加したという経緯があるからだろう。A&Mでソロ契約が残っていたままにイエスに参加したもんだから早く出せ、ってなモンでひたすらに作り上げたらしい作品として知られている。そしてまたこれが全盛期だったためにとんでもない傑作に仕上がっているってのがまたリック・ウェイクマンの完璧主義らしい姿。もう今更こういうの聴いてプログレだ〜という気はしなくて、やっぱロックだなって思う。変拍子や展開やインストばかりなんだけど根本がロック的。

 なんつぅんだろうな、凄く練られてて作り込まれているのは当たり前なんだけど、躍動感があるっつうか生き生きと生々しいバンド的な空気感で全曲演奏されている感じ。参加メンバーが多数豪勢に渡るってのは知られている話で、イエスの面々からストローブスの連中も参加してて、面白いのは音を聴いてると、あ、これがデイブ・カズンズだろうな、とかクリス・スクワイアのベースだわ…とかわかる。ブラッフォードもね。んで、セッションしてるイメージが沸くんだけど、それよりもやっぱり主役のリック・ウェイクマンの多種多様な鍵盤の音に変化が付けられてて飽きさせない。そこに加えてのロック的躍動感、オーバーダブの少なさ感がいい感じ。曲の良さはインストのクラシック調なものばかりなのでよくわからんけど、ロック的なマインドによるアプローチは分かりやすくて楽しめる。自分的にはあまり好きな要素の無い音のハズなんだけど、根底が一緒なのか、聴いててハマれる一枚なんだよ、昔から。イエスはジョン・アンダーソンの歌声がダメなので、リック・ウェイクマンのソロの方が聴きやすいのかもしれない。ちょっと古臭く聴こえる音ばかりだけど70年代ロックの名盤の一枚に変わりはないかな。



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フレ
Posted byフレ

Comments 2

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デューク中島  
よく売れたんじゃないかなあ

大概の奴が持っていたと思います。1曲目の始まりから スーッと引き込まれますね。これは良かったのに 2作目、3作目と どんどん落ちていったのが ガッカリでしたけど(笑)。

2014/10/14 (Tue) 22:18 | EDIT | REPLY |   
.フレ  
>デューク中島さん

やっぱ売れたんでしょうねぇ…。

2014/10/18 (Sat) 20:52 | EDIT | REPLY |   

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