Maggie Bell - Queen Of The Night
7 Comments

英国産ジャニス・ジョプリンとして真っ先に名前が挙がるのはマギー・ベルだろう。元々はストーン・ザ・クロウズというバンドのボーカリストとして活躍しており、当時からよく比較されていたようだ。もっともマギーの場合はブルースだけに根ざした音楽でなく、もう少しイギリス然とした部分があるように思う。
そして70年代に入りソロアルバムを発表するようになるとまずはファーストアルバム「クイーン・オブ・ザ・ナイト」
「スーサイド・サル」のオープニングを飾るのが当時バドカンでスワンソングレーベルに籍を置いていたポール・ロジャース率いるフリーの作品のカバー曲&名曲「Wishing Well」なワケで、こりゃもう取っ付きやすいでしょ。更に8曲目ではこれもまたフリーの「Hold On」なんてのもカバーしていて、彼女にかける期待がよく分かる。その次にはビートルズのロックナンバー「I Saw Her Standing There」だし。これらは彼女の力量を見せつける上では大変効果を発揮していて、凄さが倍に感じるので、やはりロックは楽曲のパワーだなぁと素直に思う。でもロックファンからするとこの4曲目に入ってる「If You Don't Know」でのジミー・ペイジのギターでしょっ!全盛期バリバリのペイジの余裕綽々且つキメまくりのギターは必聴。これでアルバム全体が凄いものに仕上がってる事は想像に難くない。
で、この頃彼女はライブでもバドカンの前座を務めていたり、徹底的にサポートを得ていたが、その頃のライブ盤も近年リリースされてる。「カミング・オン・ストロング」や「ライブ・アット・ザ・レインボウ」、彼女自身の秘蔵テープからリリースされた「ライブ・アット・ザ・ボストン」がこの時期のライブアルバムで、まだ聴いてないけど泥くて良いのかなぁと想像しちゃいます。
- 関連記事
-
- Fleetwood Mac - Live At The BBC
- Alexis Korner - Bootleg Him!
- Maggie Bell - Queen Of The Night