Peter Gabriel - Peter Gabriel 1: Car

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Peter Gabriel - Peter Gabriel 1: Car (1977)
Peter Gabriel 1: Car

 秋が深まってきた。秋は好きなので深まっていく様を体感するのももちろん好き。ちょっとノスタルジックに、またメランコリックな感傷に浸るのは歳関係なく今でも好き。まぁ、以前ほど真面目にその世界に浸らなくなったけど、それでも妄想に浸るのは悪くない、特に音楽と一緒に浸るのはやはり好き。ただ、最近そういう好きな事やモノ、事象や意思がうまい具合に噛み合わないこともチラホラ…、まぁ、何言ってんだか、って話なんで聞き流してください(笑)。

 ジェネシス時代から強烈な個性を放っていたピーター・ガブリエルがジェネシスを離れてからの最初のソロアルバムが「Peter Gabriel 1: Car」というもので、1977年、パンク全盛期のリリースにも関わらずなかなかの人気を博したらしい。アルバムジャケットが何気にヒプノシスなので不気味感満載でさすが、と唸らされる。さてさて、中身の方は自分は詳しくジェネシス知らないけど、その世界観のままなんだろうなと感じた。もうちょっとバンドらしさは抜けているんで幅は広がってる気がするけど、アレンジや歌声などジェネシス時代を引きずっている感じはそのままかなと。ただ、バックの音が強烈なパワーを放っている部分が圧倒的に違う。ジェネシス聴いてる時はこういうロック的な骨太さはまるで感じられなくそれこそがジェネシスの世界だったとは思うけど、ここで聴けるのはロバート・フリップやトニー・レビンのせいか、圧倒的にクリムゾンが持つロック的エッセンスが全面に出ている。そこでのピーガブが異世界感で歌っている作品となる感じ。

 ピーガブってロックな人なのか?ってぇとそういう風にはなかなか聞けなくて、でもここではそんな強烈なバック陣を揃えながら当然他を圧倒するボーカリストとしての世界を紡ぎ出しているんだから不思議だ。そういうことがやりたくてジェネシスを抜けたんでもないだろうし、天才肌なのかも。意外なことに聴いていて結構力が出てくるのもあってさ、自分としてはピーガブでそれはないだろ?ってのあったから驚いたもんだ。好きか?ってぇとそうでもないんだけどね。





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フレ
Posted byフレ

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