Rod Stewart - Camouflage
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Rod Stewart - Camouflage (1984)

昔からバンドが解散したり、解散してなくてもソロアルバムを出したりする人ってのがいて、大抵はボーカリストなんだよな。んで、ボーカリストってのはソロになっても売れる売れないはともかくやっていける人なんだな、なんて思ってた。だってギタリストのソロアルバムとか歌わないならソロアルバムとは違うと思ってたし、「ソロ」って言うからには一人で、その一人が代表で、みたいなニュアンスを感じてたからかもしれん。んで、成功するのはいつもボーカリストのソロアルバムなワケ。そりゃそうだろ、いつもの看板なんだから一人で出て来たって見る側からしたら変わらないもん、なんて。もちろん今じゃそんな風に思わないけど、昔はそう思ってた。
ロッド・スチュワートが1984年にリリースした何とも派手でピコピコでゴージャスな時代の産物アルバム「Camouflage」です。当時からジャケットの地味な印象とは裏腹に何かやけにゴージャス感が漂ってて金持ちのスーパースターみたいな印象だったロッド・スチュワート、それでもどこか惹かれるものあったり、このアルバムでもジェフ・ベックとやってたりするから何なんだ?ってな感覚はあったもん。その後ロック好きな先輩んチでロッド・スチュワートってのはな、今はああだけどその前は…ってな話を聞いてなるほど、と。そっから漁りまくったのは言うまでもないが、そんくらいの知識の時にそれを知ったから割と偏見を捨てていられたかもしれない。ただ、この頃のソロ作を聴いてて面白いとはまったく思わなかったんでダメだろ、これは、って思ってたけどさ。ま、それは今でもだが(笑)。
しっかしまぁ、良く出来たアルバムだ。音的には全然面白く無いはずなのにロッド・スチュワートっつう歌い方とやたらと派手な音のせいか随分とカッコ良く聴こえてしまうしプロモ見たって派手でカッコ良いし、更に歌はメチャクチャ上手いしでやっぱ天性の才能なんかなぁ、見事です。ジェフ・ベックのギターってもそりゃ知ってて聴いてりゃわかるけど普通に聴いてたらちょっとトリッキーなだけで他の曲でも似たようなラインが出てくるからさ、わかりにくいんじゃないだろうか。それよりも自分的にはFreeの「Alright Now」をカバーしてる方が驚いた。ポール・ロジャースの歌をロッド・スチュワートがカバー、しかもロッド・スチュワートのバージョンはもうホントに洗練されちゃってあのドロドロさなんて欠片もなく見事にヒット曲ですっ!みたいにあっけらかんと歌われているのが見事。トッド・ラングレンのカバーの方はまだ分かるけど、Freeのカバーは驚いたなぁ…、当時じゃなくて今聴いてそう思った次第です。そう思うとこのつまらなそうな時代の作品でも面白いところは幾つもあるんだろうな。

昔からバンドが解散したり、解散してなくてもソロアルバムを出したりする人ってのがいて、大抵はボーカリストなんだよな。んで、ボーカリストってのはソロになっても売れる売れないはともかくやっていける人なんだな、なんて思ってた。だってギタリストのソロアルバムとか歌わないならソロアルバムとは違うと思ってたし、「ソロ」って言うからには一人で、その一人が代表で、みたいなニュアンスを感じてたからかもしれん。んで、成功するのはいつもボーカリストのソロアルバムなワケ。そりゃそうだろ、いつもの看板なんだから一人で出て来たって見る側からしたら変わらないもん、なんて。もちろん今じゃそんな風に思わないけど、昔はそう思ってた。
ロッド・スチュワートが1984年にリリースした何とも派手でピコピコでゴージャスな時代の産物アルバム「Camouflage」です。当時からジャケットの地味な印象とは裏腹に何かやけにゴージャス感が漂ってて金持ちのスーパースターみたいな印象だったロッド・スチュワート、それでもどこか惹かれるものあったり、このアルバムでもジェフ・ベックとやってたりするから何なんだ?ってな感覚はあったもん。その後ロック好きな先輩んチでロッド・スチュワートってのはな、今はああだけどその前は…ってな話を聞いてなるほど、と。そっから漁りまくったのは言うまでもないが、そんくらいの知識の時にそれを知ったから割と偏見を捨てていられたかもしれない。ただ、この頃のソロ作を聴いてて面白いとはまったく思わなかったんでダメだろ、これは、って思ってたけどさ。ま、それは今でもだが(笑)。
しっかしまぁ、良く出来たアルバムだ。音的には全然面白く無いはずなのにロッド・スチュワートっつう歌い方とやたらと派手な音のせいか随分とカッコ良く聴こえてしまうしプロモ見たって派手でカッコ良いし、更に歌はメチャクチャ上手いしでやっぱ天性の才能なんかなぁ、見事です。ジェフ・ベックのギターってもそりゃ知ってて聴いてりゃわかるけど普通に聴いてたらちょっとトリッキーなだけで他の曲でも似たようなラインが出てくるからさ、わかりにくいんじゃないだろうか。それよりも自分的にはFreeの「Alright Now」をカバーしてる方が驚いた。ポール・ロジャースの歌をロッド・スチュワートがカバー、しかもロッド・スチュワートのバージョンはもうホントに洗練されちゃってあのドロドロさなんて欠片もなく見事にヒット曲ですっ!みたいにあっけらかんと歌われているのが見事。トッド・ラングレンのカバーの方はまだ分かるけど、Freeのカバーは驚いたなぁ…、当時じゃなくて今聴いてそう思った次第です。そう思うとこのつまらなそうな時代の作品でも面白いところは幾つもあるんだろうな。
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