Paul Rodgers - Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters

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Paul Rodgers - Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters (1993)
Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters

 90年代なんてついこの間だろ、くらいの感覚しかないのはどうにかならんだろうか(笑)。ヘタしたら25年前とかなワケで全然新しくもないんだが、やっぱりCD時代になってガラリと音とか聞くスタイルとかも変わったから新しい部類って思うのかな。自分的には多分そこが古いと新しいの境目なんだろうと。いくら好きでアナログの方を買っていたとしてもやっぱり時代はCDだったもんな。しかもリマスターとか出て来たし明らかに変わったっていう時代感覚だったしね。更にWindows95フィーバーとかもあって変化の真っ最中、それこそこないだだろ、くらいにしか思ってない。そう思うと自分はその頃からMac一辺倒でエラいな〜と思う訳です(笑)。

 ポール・ロジャースの1993年、シーンに復帰の名盤「Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters」。書いてなかったのか、自分?って思ったくらいだけど、このタイトルでは書いてなかったみたい。まぁ、いいや…。当時このアルバムをリリースして久々にシーンに復帰してきたポール・ロジャース、みたいな感じでね、しかもマディ・ウォーターズのカバーアルバムってだけで魅力的だったのに更に豪華ギタリスト陣を迎えてと来たもんだ。好みから興味ないのまで、またブルースに縁遠い人じゃね?ってのから本格派まで、更にそれぞれのギタリストが個性をキチンと打ち出せる技量のある人ばかりで聴いててカラフルで面白かった。ポール・ロジャースの歌だって生き生きしてて相変わらずの声だな〜、やっぱスゲェって思ってるとギターも色々鳴るから楽しくて。久々にまた聴いてるけどオープニングのアコースティックブルースからして楽しい。ベックにデイブ・ギルモア、まぁ、ゲイリー・ムーアあたりまではまだ、まだ分かるが、ブライアン・セッツアーやブライアン・メイ、リッチー・サンボラとな…、更にトレバー・ラビンにニール・ショーン…当時はもっとブルースに傾倒したギタリストを揃えれば良かったのになと散々思ったものだし、来日公演はニール・ショーンがギター弾いてたんで殊更にギタリスト替えてくれって思ってたけど、それじゃホントにただのブルースカバーアルバムになっちゃうからこういうクセのあるギタリストばかりを集めてブルース臭くなり過ぎないってのは良かったのかも、って思えるようにはなった。まぁ、一方でコテコテのを聴いてみたい気もするが…。

 曲もすべて知っているメジャーなモノばかりなんだけどアレンジが現代的?ってのか全然違うからシンプルなロックアルバム的に聴こえるのも見事。後で聞けば皆データだかテープだかを送ってそれぞれが録音してきたって事で目の前で録音してた人はいないとか…、そういう時代かとも思ったけど聴く側としては一緒にジャムってる姿を想像するよね。ポール・ロジャースとジェフ・ベックが一緒に演奏してるなんてワクワクしたもんだ。確かスラッシュは普通に入ってたギターパートも全部自分で置き換えて録音して返してきたとか書いてあった。結構聴いたアルバムのひとつで良い作品だと思う。後で英国盤か何かでの2CD盤ってのが出てさ、そいつにはフリーのカバーとか入ってて失敗したな〜って思った記憶があるな。



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フレ
Posted byフレ

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