Last Autumn's Dream - Last Autumn's Dream

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Last Autumn's Dream - Last Autumn's Dream (2002)
ラスト・オータムズ・ドリーム

 メロハー歴史がいつからどうやって始まったのかっての追求してないんで、実際どうなのか知らないけど源流的には80年代からあった商業メタル的なのからなのかもしれないなと思ったり。キャッチーな方が受け入れられやすい、みたいなのもありつつ自分たちの好きなハードロックな音を薄めたくはないみたいなトコね。それでも普通にメロディがあるくらいじゃメロハーなりクサメロなどと言われないんだからそれなりにかなりのメロディへの凝り具合が必要になっていって過度なまでに追求していった姿なのだろう。更にヨーロッパ源流になると憂いや叙情性なども入ってくるからより一層磨かれるといったところか。

 Fair Warningからの派生バンド、自分的には割と本流な気がしているLast Autumn's Dreamのファーストアルバム「Last Autumn's Dream」2002年リリース。何かで読んだ気がするんだけどレーベルにやってみれば?みたいな感じでメンツを紹介されてそのまま意気投合してやってる、みたいなバンドらしい。それでも見事にハマった音を出していて文句なしにFair Warning直系なメロハー、更に言えば鍵盤による叙情性がもっと自然な感じになってて作られた感よりも必要なストリングスが流れているというような高尚さを醸し出している感が強いか。その分洗練されたバンドの音に仕上がっているんで見事に21世紀にマッチしたメロハーバンドの位置を確保しているみたいだね。歌声も自分的には結構好ましいかなと思うが、まぁ、端的に行ってしまえばロック的な歌じゃないわな(笑)。

 一年に1枚アルバム出してて結構息の長いバンドになってる。それでいてハイクォリティのメロハーを相変わらず出し続けるというのは他の派生バンドからしてみれば大したもんだろうと。それだけリスナーに求められているバンドのひとつでもあるのだろう。確かにとっても聴きやすくて流しやすい音。自分的にはなぜか全然覚えられないんだけど、気持ちは良いです(笑)。ギターもよく泣いてるし歌も演奏も音も好みだらけ♪






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フレ
Posted byフレ

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クリタカ  
なぬ?2002年??

 これは前評判も高く、バンド名もいかにもと言う感じでしたので試聴もせず「今度は頼むぞ、メロハー!」の意味も込め即買いました。ところが・・・おそらく一回聴いて放置プレイ。そのあまりに類型的な音と簡単に予想可能な展開・・・これが果たしてロックなのだろうかとも疑いましたが、何回か聴き込むうちに良さが分かってくるかもと考え、あっという間のぢゅうに年!しかも、今でも盤を重ねて相当出しているみたいですね。いやはや感嘆しきりです。
 しかし、それは彼等の音楽がつまらないとか、ダサいとかそんな事ではないんだろうと思いますね。いまだに活動を続け多くのファンに支えられてなければ、あんなに沢山の作品を出せるはずがないですもの。悪いのはソレに乗れない自分自身の耳に他なりません。フレさんの様にどんなジャンルの音楽に対してもしっかり「聴く耳」を持てる人がホントに羨ましくもあり、恨めしくもあります。

2014/09/03 (Wed) 22:03 | EDIT | REPLY |   

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