Ten - The Name Of The Rose

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Ten - The Name Of The Rose (1996)
ネイム・オヴ・ザ・ローズ

 90年代半ば頃、自分が一切のHR/HMを聴かなくなっていた時期…、まぁ、元々その辺って熱中して聴いてたワケじゃないから自然な流れで聴かなくなっていったのと、90年代に入ってからはリアルタイムの音は10年後に残ったバンドだけ聴けば追いつくから、って思ってた部分あってね。どっちかっつうと70年代のを今から搔き集めて聴かなきゃって方に金と精力を費やしていた気がする。もっとも他にも色々と忙しい時期だったんで時間が足りないなぁなんて思ってたんだけどさ。だからこの頃のはトンと通ってないし、名前も知らないのも多い。そんなのを今になって教えてもらいながら聴き漁るという楽しみ、10年後じゃなくって20年後に聴いているってことで予定よりはズレてるけど、いいじゃないか(笑)。

 Tenって英国のバンドの1996年作「The Name Of The Rose」ってヤツです。ここのトコロ一連のバンド系の流れの元凶でもあるかのようなバンドらしいです。元凶って書き方も悪いんだけど…、ここのギタリストが云々、ボーカリストが云々って流れでメロハー的な路線が敷かれていくらしく、今回はソフトな方から徐々にハードなバンドの方へ聞いていったんで、徐々に自分の好みになってきてくれてます♪ それにしてもこのTenってバンド、どこからいきなり出て来たのか…紐解くと自身のソロ作からがキャリアの開始らしいけど、それはまたそれで凄いなぁ、と。アイドルじゃあるまいしソロで出て来れるってそれなりの実力ないと難しいし。へぇ〜ってなお話でまだまだ深堀り中。

 さて、このアルバム「The Name Of The Rose」は賛否両論多々あるみたいだけど、自分的に簡潔に書いてしまえば、哀愁ありすぎるハードロックです。メロウとかモノ哀しげなとか憂いのあるとかそんな形容詞があるけど、しっかりとハードロックの範疇でギターも鳴いてるし英国的な湿っぽさでもあるのは間違いない。後はいつものようにこういうのが好みか?ってトコだけで、数曲だけならこういうのがあっても良いし、多分名曲と崇められると思うが、全曲同じような節ってのはどうにも…。声質的に儚い系が似合うのはあるだろうしギター的にもそういうメロウなのが得意ってのもあるだろう。ただ、ハードロックなんだからさ、やっぱガツンっての必要だろ、って思った。嫌いになれない音なのはある…日本人好みだもんね、こういうの。





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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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クリタカ  

 これも1stも気に入って聴いていましたが、トータルタイムや一曲一曲が長が過ぎという弱点もあります。じっと我慢してスピーカーの前から離れずに最後まで聴くのは少し忍耐が必要なのかもしれません。いっそのこと半分くらい曲を削ってスリムにしたら「超名盤」になると思いますが、いかがでしょう(笑)。

2014/09/03 (Wed) 20:40 | EDIT | REPLY |   
akakad  

これをちょっとブルージーにしてギターの手数を減らせばペインエイジアです
ギタリストのVinny BurnsはAquaツアーでAsiaのギタリストを務めてました

2014/09/13 (Sat) 23:28 | EDIT | REPLY |   
フレ  
10

>クリタカさん
多分薄っぺらくなっちゃってたんじゃないかと(笑)。

>akakadさん
ん〜、そうすると別のになっちゃう(笑)。

2014/09/20 (Sat) 19:17 | EDIT | REPLY |   

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