Casiopea - Casiopea

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Casiopea - Casiopea (1979)
CASIOPEA

 昔々ホントに昔、まだガキの頃には楽器買うお金も勿論持ってなくって5万円のギターだって高嶺の花だった頃にB.B.Kingの「Take It Home」ってアルバムのジャケットみたいにしょっちゅう楽器屋に行ってはショウウインドウも勿論の事、そこらへんい展示してある国産ギターなんかも眺めてメーカーパンフレットは片っ端からもらってきてギター欲しいな〜って眺めていた頃があってね、その時に楽器屋に貼ってあるポスターに写ってるギタリストってのはもうスーパースターなワケ。それが誰であろうともとんでもなくスーパースターなんだよ。もちろん自分が好きなギタリストとかあるけどそんなのたかが知れてるワケで…、ほんの少しのロックしか知らない自分なんかよりももっともっと広い世界に出ているであろうギタリスト達が壁中に貼ってあるんだもん。何も買わないくせに30分くらいは楽器屋にいたんじゃないかな。まぁ、本人も子供じゃないって自覚してたからそんなにずっとはいられないという羞恥心みたいなのはあったけどさ。

 ヤマハのSGってその頃全盛期だったのかなぁ…割と色々見かけたような気がする。まぁ、その頃自分が気になってたのはフライングVなんだけどさ(笑)。ってことで高中氏から繋がるSGギタリストと言えばやっぱカシオペアの野呂一生さんになるんだろうなと。これまた聴いたことない…ってか多分アチコチで聴いてるけど耳に残らない音だからそのまま流しちゃってるんだろうと思うバンドのひとつ。カシオペアとかスクエアとか高中さんとかマリーンとか80年代前半のジャズフェスの常連で、皆深夜見てたクチです。SG率高くて、SGってのはフュージョンギター向けなんだろうと思ってたんだが、山本恭司氏やうじきつよし氏が目一杯ハードロックで使ってるワケで、よくわかんなかったが、今思えばそんなの全然関係ないんだよな(笑)。

 カシオペアって自分がしてる通りの音なんだろうか?ってのもあって聴いてみた。野呂さんの来歴見てると英国ハードロックルーツだからもしかして初期は…なんて思ってファーストアルバム「Casiopea」なんてのを聴いてみる。やっぱり後に聴けた洗練されたフュージョンライクな音ほどではなくもっとBBA的な側面の強い音でジャズよりもロックフュージョンに近い感じなサウンド。ただやってる面々のサウンドはロック的と言うには少々ジャズメンすぎる(笑)。このヘンのロック感とフュージョン感の境目って微妙だけど。いずれにしても楽しめるのは間違いないサウンド、でも好みとは別、ってのはいつもの話になるか(笑)。でも多分ライブを生で見てたら一発でファンになってたと思うな。


Take It Home
B.B. King
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フレ
Posted byフレ

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