Otis Redding - Live In Monterey Pop 1967

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Otis Redding - Live In Monterey Pop 1967
Otis Redding  5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET

 不慣れな歌モノをちょいと聴きたいと思ってアレコレ漁るもやっぱり不慣れなだけあって聴いても聴いてもどうにもどこか満足しきれないのが多かったんでやっぱ原点に戻って聴くかと。新鋭のアーティストとか歌手とか漁ってたんだけど歌は巧いのかもしれないけどやってる音が邪魔してその真髄を聞き取るまでに至らないという個人的好みが大いにそのアーティストを聴く耳を歪めてしまってね…、やっぱ生々しく歌ってくれたりしないとわからんしさ、ゴテゴテとしたポップミュージックにしちゃったりしてると聞き辛くてさ。それとデジタル処理によってその凄みが出て来ないというのもあるんだろうな、なんて。アメリカなんてホントに凄い人達いっぱいいるだろうからどれも普通に聞こえてしまうのも問題だが(笑)。

 歌がスゲェな〜って思った最初の人…オーティス・レディング。歌っつうか…こういうのをソウルって言うのか、とかキヨシローが愛した人なんだ、とかロバート・プラントが憧れた人なのか、とか色々あるワケでさ、何見ても名前が出てくるしどんなんだろ?って好奇心が旺盛だった10代の頃に出会えて良かったのか悪かったのか…。なにせこれ以上は無いってくらいに最高の人なんで、困るよね。ジャニスなんかもそうだけどさ、既に最高峰が存在してた訳だからそこが基準になっちゃうともう後が続かないでしょ。そんで、今また久しぶりにそこに戻って聴いてみるワケです。

 アルバムでの体験よりも有難いことにモンタレーのライブ映像の印象が圧倒的に強かったんで、やっぱそっちかなぁ…。今単体のDVDではリリースされていないみたいだけどYouTubeでも見れるしハコものでもいいし、何かしら見れるし手に入れられるでしょ。CDでは5枚組箱物激安2300円なんてのが出てるからそっちのが早いかもしれないけど、いやいや、見たくないけどあのデカイ図体と喉がちぎれるくらい真っ赤に膨らませて歌う姿が超印象的で、そして優しく…まだまだ映像もカメラワークなんて数台程度の時代だから見やすいし、とにかく素晴らしい映像とライブだ。オーティス・レディングからしてもチャンス到来のステージだったから気合入りまくってるし、今の時代に至るまで歌唱法とか歌での感情表現とか歌ってこうあるべきだ、っていうのがもう全然変わっていなくて皆結局ここにたどり着きたくて歌ってるなんじゃないかと思う最終形。この姿をぶち壊した巧さが次のロックかもしれん。ソウル・ミュージックだけどロックだよ、これは、うん。



Vol. 2-Original Album Series
Otis Redding
Warner Bros UK (2013-09-03)
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フレ
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