California Breed - California Breed

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California Breed - California Breed (2014)
California Breed

 音楽を聴くというスタイルの変化を著しく実感するのはiTunesラジオだったりYouTubeだったりってことになるのだが、何よりもデスクトップのMacの前で全てが完了してしまうという事だろう。一昔前を思い出してみればステレオセットを前にじっくりと「ロックを聴く」という姿勢で臨んでいたものだが、いつしかBGM的に流れるものになってしまい、更にはMacの前で何かしながら聴くものになっちゃっってBGMよりも更に質の悪い聴き方が増えてるかも。一方では自分が素人思えばいち早く知ることの出来る情報過多時代にはなってるから自分次第ではかなり変わるんだが…、良し悪しだな。

 Black Country Communionからジョー・ボナマッサが脱退してどうするかと思ったら潔くバンドを解体してジェイソン・ボーナムとグレン・ヒューズはCarifornia Breedというバンドを組んだ。新鋭若手ギタリストをメンバーに加えて正に3世代が所属してオールドロックをパワフルに奏でる集団を構成しているようだ。アルバム「California Breed」はその挨拶状ともなるのだが、勿論最新の音ではあるものの完璧なオールドロック。自分的に言えば相当聴きやすい…のは当たり前か。あんまり話題になることもないけど、グレン・ヒューズとジェイソン・ボーナムだもんなぁ…やっぱりどこか感慨深いワケですよ。しかも音の方向性が本来のグレン・ヒューズの嗜好性もあってかなりリフ的に、そしてシャウト的にゴツゴツのスタイルが多いからZeppelin的なんだよねぇ。ってかZeppelinやりたいだろ、ジェイソン、って感じ(笑)。ヘンな感触のリフとリズムに加えてこの歌声だ。最近のグレン・ヒューズの歌声を聴いたことのある人なら当たり前だろうけど、昔のしか聴いてない人には驚くんじゃないかな。まだまだ現役で歌声が成長している…とは言わないけど、こういうスタイルの歌がハマっててカッコ良いんだ。自分好みなだけかもしれないが。

 そしてジェイソン・ボーナムのプレイと来たらどう聴いてもオヤジスタイルでしかない。あ、オヤジってのは父ちゃんのジョン・ボーナムの意ね。ドラミングもスネアの音もタイム感もホントにそっくり。グレン・ヒューズもボンゾとやってる感じするんじゃないかな…、パワフルだしさ、誰しもがボンゾをドラムにプレイしたいと思うだろうけど、正にそれが出来ちゃうって感じでやってる。聴いててそう思うからさ。これでジミー・ペイジが楽曲提供担当とかしてたら面白いのに。オールドタイムなロッカーさんはそういうやり方で参加するのが良いんじゃない?もう皆プレイを見たいとは思ってないでしょ。YouTubeにこのバンドでの「移民の歌/バーン」のライブなんてのがあったから見たらホントにぶっ飛んだ。グレン・ヒューズ凄すぎる!ロバート・プラントと3歳くらいしか変わらないのに全盛期のロバート・プラントのあの歌をモロにコピーして歌い上げてるという…、見習えよ、プラントよ。Zeppelin再結成のボーカルはグレン・ヒューズでもいいぞ(笑)。





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フレ
Posted byフレ

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クリタカ  
うううう~んんんん~

 新バンド結成には違いはないけれど、ボナマッサの代わりに若手を入れて名前を変えただけ・・・とも言えます。グレンの大ファンですのでコレも速攻でゲットしましたが、私にはBLACK COUNTRYとの相違点が見つけられませんでした。過度な期待はしていませんでしたが、まずまず予想の範囲内かなぁと。ここいらで「LED ZEPPELIN Ⅲ」的な作品も出してもらってもいいかなぁなんて、贅沢でしょうが・・・

2014/07/25 (Fri) 20:36 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>クリタカさん

確かに代わり映えしないですなぁ…。
LZ3的な作品…そこまで深みがあるかどうか、ですね。

2014/07/27 (Sun) 19:17 | EDIT | REPLY |   

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