Carcass - Heartwork

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Carcass - Heartwork (1993)
Heartwork

 暑いからかやはりヘヴィー&ハードな音が心地良く聴こえる…のは普通?それとも暑いのに暑苦しいの聴くのはヘン?どっちもアリな気がするけど、スカッと汗かきたいね、ってことの表れなのかもしれない。日本の夏も今じゃ明らかに熱帯性になってて強烈な暑さと蒸れ蒸れ、それと予期せぬスコールに鮮やかな夕日と言ったトコロか。ココ最近ベビメタの影響で相変わらずアレコレと聴き漁ってるけど、追求する音楽の好みがあるので理解はするけどやっぱな、ってのも出てくる。当たり前だが。そんなことを幾つも幾つも繰り返しながらちょこっとだけ理解したかも、ってのがこれ。

 Carcassの1993年作品「Heartwork」という名盤、らしい。他を知らないから名盤と言われても理解してません。マイケル・アモットのメロディアスなプレイが云々と言われてもあまりピンと来てなかったりします。それと言うのもやっぱり声だねぇ…ダメだねぇ、こういうの。分からんでもないが、自分的にはやっぱ意味を成さない。面白いのはある。メロディアスデスメタルっつうことで名盤の域にあるみたいで…、そのメロディアスな部分が分からん自分です。何処がメロディアスなんだ?ってなっちゃって…。そりゃマイケル・アモットのギタープレイやその類ってのは分かるし、だからと言って一つのジャンルになるまでのメロディアスさが全体にあるのか?って思っちゃったりもする。そうだとしたら随分狭い世界感すぎないか?みたいにも思っちゃう。だから多分自分が理解しきれてないところにメロディアス感があるのだろう。それか自分が思うメロディアスとは違う概念か。

 ややこしい事はともかく、英国的なのかな、この重鎮さは。そこはしっくり来るんだよ。Paradise Lostの重さもそうだし、自分的にそこはど真ん中だから聴ける音だし、明らかにその雰囲気は漂ってるし、音にも出ている。歌もデスボイスとは言え、しゃがれ声の延長線にあるレベルなので思うほど聴けなくもない。ただ、ずっとは無理だ、ってだけ。んで、メロディアスなギターフレーズ、曲のスピードはそこそこで申し分なし。こういうもんなんだろうなぁ…と言うのが分かった。今まで名盤と思ってたアルバム類の名盤って意味とも違うのだろう。そこを理解するのが難しいかなぁ…。ギーガージャケも良いし音もメンツも良いし評判も良い。ただニッチな世界なだけだろうか。他のこの系統を聴いてもなかなかピンとは来ないんだろうなぁ、自分、ってのも分かった。






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フレ
Posted byフレ

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kazz_asai  
メロデス

90年代初頭、スラッシュメタルは無条件で好きだったのですが、デスメタルは受け入れられるものとそうでないものが明らかでした。スラッシュメタルのイメージを残しているデスメタルは聴けても、グラインドコア寄りだったり、ひたすら醜悪なだけのバンドは聴けませんでした。
このCarcass、死体臓物ジャケットの見世物感覚で1st,2ndも聴いてはいましたが…さすがに私もその音楽は理解できませんでした。
そんな彼らを見直したのはメロディを重視したGソロ、そしてスラッシュメタルのリフに接近した3rd「屍体愛好癖」で、さらにそれをわかりやすくしたこの「ハートワーク」で一気にのめりこむことになりました。伝統的なHMの要素もそこかしこに残しているこのサウンドは、デスメタルを聴いていても根底ではIron MaidenやBlack Sabbathを求めている当時の私にとって実にその希求を満たしてくれる音だったのです。その頃はすでに普通の声よりこういうデス声の方がずっと好きになっていましたし…
この作品と共に誕生したメロディック・デスなる一見矛盾した語が、それからの私のHM嗜好を決定づけました。

2014/07/16 (Wed) 20:13 | EDIT | REPLY |   
フレ  
>kazz_asaiさん

ん〜む…、メロデス…意味わからん言葉ですもんね(笑)。

2014/07/16 (Wed) 21:37 | EDIT | REPLY |   

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