Slayer - Reign in Blood

ベビメタ効果による音楽的背景漁りなんてねぇ、考えたことなかったけどアレはアレで凄く聴きやすい。そこはもうアイドルメロディだからだろう。それにしてもバックの音は純粋にメタル系で、そこだけ切り取ると自分はほとんど聴かない音だからよく分からないハズ。ただ、それでもあの辺だろうと探ってみるが、出てくるバンド名そのものを知らないのでどうしようもない。まぁ、いいか、そんなこと気にしなくても、ってのが本音だけどリアルタイムで先の友人から昔渡されたテープをマジマジと見直してしまっている今日この頃でした…。
スレイヤーの名盤と言われる1986年リリースの三枚目のアルバム「Reign in Blood」。これも何かとんでもなく聴けない音だったなぁ〜と記憶が蘇ってきた。うるさいってのはこういう事を言うんだろうってくらいにロックや音楽と云う概念からはみ出た作品だったんじゃないだろうか?当時はもう即座にゴミ箱行きだろ、ってくらいのモノだったけど多分ハマる人はとんでもなくハマったハズだ…ってのは今改めて聴いているからだ。テープを眺めながらYouTubeで聴いているという反則技だが、まぁ許してくれ。あーだこうだと過去の記憶はもちろん鮮明に蘇ってくる。今聴いてみると凄く男臭くてゴツゴツしてて速くてうるさくて展開も凝ってて怖い音って感じ。カッコ良いじゃないか…、ハードコアパンクの要素が強いからか自分的には随分と馴染みやすい…と今更ながらに思うが、やはり攻撃的なトンガリ具合の方向ってのが好みなのかな。かと言ってずっと聴いていられるってほどじゃないのでまだまだ慣れは必要だろう。
ここからベビメタへってのはなかなか繋がらないんで直接的な影響ではないんだろうけど、デスメタル系への布石は十分にあるバンドだし、ちょっと加工したら今のバンドじゃね?くらいのクオリティだし、この頃こんなのレコードでメジャーからリリースされていたってのが何か凄いなぁ…。しかもきちんと何十年も商品として機能しているのも凄い。こんなの聴いてたら自分が強くなった気がするんじゃないだろうか。

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