Anthrax - Among the Living

この週末はひたすらベビメタを追い掛けてて…、そうヨーロッパ・ツアーでどこでもものすごい熱気でね、YouTubeやTwitterで見てるともう大変。外人もアホだなと思うくらいだけどカワイイは正義ってのも確かに世界共通ってことだ。極めつけはSonisphereフェスでの堂々ぶり。アンスラックス、スレイヤー、メイデンと同じステージに立ち堂々とパフォーマンス、伝統格式高い英国での異端児であることは間違いないけど、大反響とのことでとにかく面白い。そんなんをひたすら追い掛けてたけど、自分ってこの音の背景って微妙に通ってないんだよなぁ…とベビメタからもルーツを漁るのか?とちょっと散策。
アンスラックスの1987年にリリースされた3枚目の作品「Among the Living」。当時もリアルタイムで友人がカセットテープに録ってきてくれて「とにかく凄いから」ってくれたんだが…、もちろん聴けなかった。何やってるのか何なのか轟音のノイズに歌メロにならない歌メロが入ってて、様式美的な部分も無くひたすらに無骨なゴリゴリの世界。そんな印象だったんだろうと思う。後日友人に「どうだった?」と訊かれてさ、「ダメだコレ」って返したけど、彼は「そうか〜、そうかもな〜、でもこれ凄いんだよ」と笑顔で言ってたことを今思い出した。
んで三十何年後の今、また聴いてみた。ミクスチャーな音だったのかもな、と改めて。スラッシュのイメージがあったからもっとひたすら速くて何やってるかわからない音だったと思ってたけど割と音楽的な側面あるじゃないか、という全然違う所に気づいた次第。それと歌がハイトーンじゃなくてやはりインディアン系ってのもあって歌メロじゃなくてもっと土着的、ってのか…のちのラップ系も入ってきてる頃だ。そういえば昔はアンスラックスのファーストアルバム聴いた時もっとうるさかった記憶があった…。こういうのは時代と共に聴かないとなぁ…、今からじゃさすがに入り込めない気がする。しかし好きな人多いってのもわかる。メタリカやメガデスほどじゃないけどかなりの変態的展開とスラッシーな音世界な感じだし。

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