Red Hot Chili Peppers - Live in Hyde Park

まだまだ聴いててゾクゾクするロックってのはたくさんあるんだろうな~と改めて実感した作品をこの流れでチョイス。それも以前のコメントでご紹介頂いた作品でして、有難い事です。長年の読者さん達には多分自分の好みってのは何となく把握されていると思うし、流して適当に書いてるな~みたいなのも明らかに分かるでしょうし(笑)、気合入ってるのはこれもまたエラく熱く書いてるなってのもね、うん。だからお薦め頂く時もそういうの踏まえてだったりするので助かります。んで、古目のロックとかなら何の抵抗もなくそうかそうか…って入っていくんですけど、それはもうベースがわかってるからで想像できる範疇だからってのはあるんだろうと思う。ところがそういう次元を超越してオススメされるアルバムってのはこれもまた別の意味で楽しみになって取り組む…反応はそれぞれだけど今回はかなり驚いた次第…。
Red Hot Chili Peppersが2004年にリリースしたライブアルバム「Live in Hyde Park」。レッチリなんて自分でも知ってたくらいだから90年前後くらいに出て来たバンドでしょ?アレって…靴下ぶら下げてアビーロード歩いてたオフザケ集団だったんじゃないの?くらいしか認識してなくて、レッチリ出身で云々とかレッチリのライブで云々とか全然信じてなくって、また音をまとも聴いたのも幾つかのアルバムくらいで、それも全然響かなくて面白みも感じなくてそのまま…故にそこから先に進むこともなく、あぁ、あったな…くらい。いや、世間的には大物バンドのテクニカル集団という話でしたが、まぁ、アメリカのバンドだし、そうだろなと全然食指動かず。ライブ見ることもなかったし自分の好きな世界からそこの辿り着くこともなく、今に至る。が、コメントでどうも引き込まれるのがあったんで気になって…ちょっと聴いたんです。
何じゃこりゃ??って。アルバムで聴いたことのあるレッチリとは全然違うスーパテクニカル集団のハードな演奏が聴けるじゃないかと。今までフリーのベースって何が?ってくらい知らなかったんだけど、こいつを聴いたら一発で認識変わった(笑)。世界2番目位のベーシストじゃないか?って。1番はやっぱジョン・エントウィッスルだろうし2番はジャック・ブルースとかジャコパスだから…そんな感じ。でもさ、比較対象としてはベーシストとしてって言うか、あくまでも歌のバックにあるベーシストのベースラインとしてのお話となると2番目なワケ。インストのベースだったら誰でもハードに弾けるもんね。でも歌とバンドを殺さずにこんだけベース弾くってなかなか…。それであの変態なのか、この人?どっかネジ壊れてるんだな…。そんなことを考えながらこのとんでもないベースライン中心のパワーにヤラれつつ、歳取ってもかっこいい音出してるんだ…だからこそ世界で残ってるんだ、って思った。他のアルバム聴くくらいだったらこのライブ盤ひたすら聴いてる方が面白い。
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