The Who - Quadrophenia: Live in London

0 Comments
The Who - Quadrophenia: Live in London (2014)
Quadrophenia: Live in London [Blu-ray] [Import]

 そういえば2002年のこの時期にThe Whoの超絶ベーシスト、ジョン・エントウィッスルがラスベガスのホテルでツアー開始前日に突然亡くなったのだったと。The Whoの新しいライブ盤「Quadrophenia: Live in London」を手に入れた時にふと思い出したんだが、それってもう12年も前の話か…、その頃からThe Whoって再活動が活発になって以降ず〜っと過去以上にライブやってるし、パワーアップしてるし多分売れたと。日本にも何回となく来てくれたし、今でも現役…ってもそろそろ終わりだろうか。そこに「Quadrophenia: Live in London」だ。2013年7月8日ロンドンのウェンブレーでのライブを丸々入れたヤツがリリース。超高画質な映像ってのもあってやっぱり楽しめるかなと期待。

 ワクワクしながら再生して冒頭からジジイ二人が…、そして既に随分前からキーが下がっている「The Real Me」で「ん?」と、そしてロジャーの歌が入ってきて更に「ん??」っと。以降のショウを見てて調子が悪いワケでもないし、多分コレが普段の歌い方と声なんだろうけど、テンション落ちた。「あれ?」ってのがあってさ、やっぱ衰えたな〜、声ってのはな〜、って感じでさ、ロックバンドってジジイになってまでやるもんじゃないってのが顕著に出てしまった感アリアリ。ちょいと幻想が壊されてしまったか、みたいに感じたもん。ただ、その後ず〜っとライブ見てたけど他は全然そんなこと感じなくてさすがだな、こんだけのライブバンドってそうそうないだろ、くらいに思ったし現役最強バンドとすら感じたから無理しきれなかっただけの話かもしれない。そりゃ1973年当時のアルバム「Quadrophenia」と比べちゃいかんけどね。

 過去にはあんだけハイトーンでしか歌わなかったピートがドスの効いた歌声になってて驚いたモンだし、一方でのギタープレイは年々技術が増しててもはやジェフ・ベック並みの驚異的プレイになってきているのも凄い。ロジャーの歌声はもう全然高い声出ないしハリもないけどロジャーらしく歌えてるからなぁ…、不思議なものだ。昔のピートのハイトーン役を担っているのが弟のサイモン、割と器用な人でギターにしても歌にしてもしっかりとサポートに徹している安全牌。そしてジョン・エントウィッスルとキース・ムーンの過去映像とのジョイントプレイでのロジャーの笑顔が堪らない。まるで今そこに生きているかのように一緒にプレイしている姿は何か感動した。更に「」の楽曲群だからさ、感動を誘いまくるワケよ。こんだけのアルバム作れる人もそうそういないだろうし、最後のThe Whoでコイツをやるってのも納得のクォリティ。ジジイ達をこんなに綺麗な映像で見てもしょうがないけどさ、やっぱりかっこいい。

Quadrophenia: Live in London
The Who
Ume (2014-06-10)
売り上げランキング: 120,682




関連記事
フレ
Posted byフレ

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply