Love - Forever Changes

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Love - Forever Changes (1967)
フォーエヴァー・チェンジズ

 昔ちょこっと触れたけど全然理解できなくてさっさと捨て去った系統の音楽ジャンルにアメリカンサイケってのがある。まぁ、どのヘンのバンドをそう言うのかよくわからないけど、デッドもザッパもジェファーソンも入ってきて、広げればあれもこれも…って要するに67年から69年頃のちょっとヘンなロック系統は全部サイケ風なので粗方カテゴライズとしては入ってくるみたい。んで、メジャーな所から聞いたけど全然面白くなくってさ〜、フワフワした音の洪水に身を任せる程余裕とゆとりのある時代じゃなかったから全然そぐわなかったんだろうと思う。だからあの時代だからこそのサウンドなワケで。おかげで名盤と言われるのも聞いてないのが多い。

 1967年の3枚目の作品となった黒人ボーカル、アーサー・リー率いるLoveってバンドの「Forever Changes」だ。コレ…スゲェ昔に買ったなぁ…、記憶ゼロです、はい。何かアコースティックでフワフワなイメージ…。んで、聴いてみた。意外なことに結構しっかりしたアコースティックロックな感じでサイケって程じゃないように聞こえたけど、でもサイケ風味はしっかりあるから…それはでも多分カラフルな楽器、ペットとかストリングスとかによるものだろうけど、根本的に暗いネオアコ系統…ネオじゃないからアコ系統になるんだろうか。後に英国から出て来たネオアコの元祖になると言われているけど納得。黒人さはどこにもないし、リズムが強烈なワケでもないからこの時代だからこその不思議さかもしれない。でも、この時代の黒人って…頑張ったんだろうな、ってか才能あったってことか。

 ジミヘンと交流があって、とかサイケの申し子みたいなバンドという印象が強かったけど、ほどほどにしっとりしながら、かと言って英国的ではなくアメリカなんだろうけど、単純にそうとも言えない部分もあって、聴きやすい。思い切りファズギターとか入らないから物足りなさはあるが、飽きること無い楽曲群は楽しめるし、こんなバンドだったんだ…と初めて知った。こりゃハマる人いるわな。



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フレ
Posted byフレ

Comments 3

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デューク中島  
これまた 買っては手放しの繰返し

曲に魅力が少ないのかなあ? サウンドも 何かチャラチャラしてて 好みじゃなかったですね。再度聴き返してみましたが、やっぱり しんどかったです。すみません…

2014/06/17 (Tue) 22:40 | EDIT | REPLY |   
楓  

聴きやすいし、アルバム全体の流れもいい。でもなんか引っ掛かりとかなくて聴いた後で残るものがない感じです。
Alone Again orは大好きなんだけどなあ。
個人的にはドアーズのSoft Paradeとかと似た印象。
The Forever Changes Concertってこのアルバムを全曲再現したライブ盤があってこれは結構好きです。

2014/06/18 (Wed) 22:33 | EDIT | REPLY |   
フレ  
愛♪

>デューク中島さん
そんなモンでしょ(笑)。

>楓さん
ライブ盤ですか…、やっぱナマナマ感が良いのかもですね。

2014/06/21 (Sat) 10:35 | EDIT | REPLY |   

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